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内容説明
著者は、現在の20代、30代には馴染みが薄いかも知れないが、日本のテレビ草創期に、NHKの看板アナウンサーとして人気を博し、フリーになり『小川宏ショー』という、今でいえばワイドショーの草分け的なキャスターを務めた人物である。『小川宏ショー』は十七年の長きにわたり放送が続けられた、名実ともの人気番組だった。その小川宏が、平成三年の冬、突然の倦怠感に襲われた。病状は徐々に悪化し、春先には死を決意。出勤、通学に急ぐ人々の間を、死に向かって歩いていた…幸い、自殺は未遂に終ったが、即日入院、「うつ病」との闘いが始まった。看病する妻も「うつ病」になり、挙げ句の果てには、ガンの宣告まで受けた。本書は、その壮絶な「うつ病」との闘いを、ときにユーモアを交えて綴った「うつ病」克服の体験記である。「うつ」とは友だちになればいい。病気は人生の挫折ではないと訴える、「生きる喜び」が溢れる感動のエッセイである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たか
12
鬱になった人にしかわからない貴重な体験記。 鬱は完治はしない、社会復帰してもうまく付き合っていくしかない。鬱は誰しもなる可能性がある。それだけに過信してはならない。 2018/03/10
たか
6
鬱はなった人にしかわからない辛さがある。まさに筆舌に尽くしがたしだな・・・。2016/03/14
Masa03
0
うつ病になった著者の体験記。 なのだが、正確に言うとうつ病になった人の書いたエッセイ。 うつ病に関する部分は参考になったし、為になる。けれど、それ以外の部分はただのエッセイな感じで、個人的には微妙。まぁ、エッセイあんまり好きじゃないので、好きな方には良いんでしょうが…2013/02/22