内容説明
「笑顔の絶えない人」「みんなの喜ぶ顔が見たい人」……そんな「いい人」に出会うと、不愉快でたまらない! 共通するのは、自分の頭で考えず、世間の考え方に無批判に従う怠惰な姿勢だ。多数派の価値観を振りかざし、少数派の感受性を踏みにじる鈍感さだ。そんなすべてが嫌なのだ! 「戦う哲学者」中島義道が10のタイプの「善人」をバッサリと斬る。日本的常識への勇気ある抗議の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナマアタタカイカタタタキキ
65
これはひどい(笑) 著者が忌み嫌う10の特徴は、世間では概ね『いい人』で罷り通るであろう人たちが持つものばかりであるため、(この方の本を初めて手に取った方は)目次に目を通した途端、度肝を抜かれるだろう。けれどその一方で、全項目における著者の見解全てを否定する人というのも、殆ど皆無ではないだろうか。少なくない人が心の隅に抱く違和感の正体を、著者の鋭い感性が、悉く捉えては容赦なく追究していく。これらに同調出来ないからといって、即ち思考停止のマジョリティの中に在るとも限らないが。単純に娯楽本としては、頗る満足。2020/04/30
団塊シニア
61
本書にあるように人に感謝を求める人間がいることは確かである、自己満足と自覚してくれればいいが催促するような言動し、感謝の気持ちがないとわかると不機嫌になる、わかる気がする、筆者は組織は嫌い等少数派であるが真理を突いてるところもあり共感できる。2013/11/25
カピバラ
53
世の中的には素晴らしいと言われる人をけちょんけちょんに貶す。いっそ清々しい感じがしました。世の中で正しいとされていることを何も考えずに受け入れるな、すべてに疑問を持てってことかな?2015/11/03
♪みどりpiyopiyo♪
51
以前読んだ本。■雁字搦めで「ここから出なくちゃ」と思うとき、適切な援助を得られたら幸いだけど 得られない事もあるよね。そんな時には、「どこを目指すか」はさて置き、取り敢えず障壁を崩し足枷を振り切る事も時には必要で。目指す道を考えるのはその後でも出来るしね。■この人をはじめ、色んな人の様々な考え方に助けられ、鎖を解き、外へ出られたからここまで来れたんだよなぁ。■私にとって過去の恩人みたいな本です。「あなたのおかげで、あなたが必要無くなりました。ありがとう」 ( ' ᵕ ' )
えちぜんや よーた
47
この本は、ある意味「異臭」を放つような本です。読みたくない人は避けてください。例えていうなら「くさや」みたいなもんです。 人生において「くさや」を食べたことがなくても、 死ぬことはありません。 ですが食べれば食べたらで くせになるし、栄養もあると思います。 本書は随筆なので、書いてある通りに 自分の考えを矯正する必要ないでしょう。 (そうした方が作者の方も本望でしょう) 他の著作もいいかんじに「ひねくれて」そうなので読んでみようかと思います。2012/09/22
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