学研M文庫<br> 上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜

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学研M文庫
上杉謙信・景勝・直江兼続 軍神の系譜

  • 著者名:坂上天陽
  • 価格 ¥744(本体¥677)
  • 学研(2012/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784059012252

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内容説明

「聖将」を演じる孤高の上杉謙信。家中での自分の存在意義に悩む景虎。養父の力を認めつつもそれを否定する景勝。そして景勝を後継に据えるべく奔走する直江兼続。手取川の戦いから御舘の乱まで、それぞれの思いと葛藤が交錯する上杉家激動の2年間を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のこ

6
軍神と崇められ恐れられた上杉謙信の養子・景虎と景勝。景勝が為尽力する直江兼続。手取川の戦いから御舘の乱まで、それぞれの思惑と葛藤が交錯する、上杉家激動の二年間。■己の存在意義のため、生きた証を後の世に残すため起ちあがった景虎。最期の切腹の場面では思わず本を閉じました。景勝と景虎がお互いにお互いを必要とし頼りながらも敵対したのは、他でもない謙信の責任である、との言葉に深く納得■歴史の視点を変えると、謙信はこれほど嫌な人に映るのか…。氏康・景虎親子についてもっと知りたくなりました。2014/02/28

くらもちなお

1
なんとも悲しい御館の乱だった。上杉家において誰よりも信頼し合っている景虎、景勝の義兄弟。これほど仲が良いと、御館の乱は読むの辛いだろうなーと思ったら、案の定だった。景勝の意志を担う為、あえて戦いを選んだ景虎。たとえ負けても景虎がいると、義兄を信じている景勝。悲しい戦だった。また謙信と養子2人の関係性も、これまでにない感じで面白かった。2010/09/19

ゆみゆみ

0
御館の乱についての話。乱は景勝と三郎景虎が上杉家をデトックスするために互いの同意のもとに戦った、という設定が面白い。ふたりは仲良しだったというのも新鮮。(実際に仲は悪くはなかったようだけど)結果はああなってしまったけど、互いに悔いのない戦いをしたのだろう。御館の乱は上杉家にとっては黒歴史となっているけれど、あながちそうでもなかった、と少しでも思えればいいのかもしれない。特に三郎くんにとっては。2012/07/10

ゆきえ

0
どちらかが悪役になりがちなこの家督争いで景勝、景虎それぞれ魅力ある人物に描かれているのが嬉しい。毛利秀広は出るたび嫌味を言っていたけどニヒルで魅力的に、直江信綱は死亡フラグたてまくりの不快な人物になっていて中々キャラが立っていた。山本寺定長は渋くかっこよく、山崎秀仙は胡散臭いがどことなく憎めない。樋口兼続はずいぶんかわいかった。謙信は聖将を演じていて、それを認められず否定する景勝のほうが実は清廉、ってたまに見るけど好きな設定。本当は仲良かったんだろうと思うけどこの義親子は険悪なほうがドラマチックなのかな。2011/11/11

ひろ

0
御館の乱がメインの戦記もの。上杉謙信は有名なれど、その跡目争いの話はあまり知られていないんじゃないでしょうか。上杉家の膿を出し切るために相対した景勝と景虎。お互い、争って負けてももう一人が上杉の世を作ってくれると信じたうえで、戦を交える。哀しいけど、清々しい描き方だなぁと感心。真実は不明なれど。ただの戦記ものではなく、そこがエッセンスになってるのかな、と。蛇足なれど某小説ファンの方も文章が固いのと戦略説明の詳細を乗り切れば満足できるのでは、と思います。、2010/12/17

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