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内容説明
松吉・竹子・梅夫の三兄妹は、幼少の頃から現在まで、破天荒な父に迷惑かけられっぱなしの人生を歩んできた。そんな父・坂上徳造が七十八歳の生涯を閉じた。これでもう父に振り回されることはなくなったと思いきや、父の本領はその死によってますます発揮されることに。父の遺言は「遺産分配はダーツで決めろ」。残されたいいトシをした三兄妹のいい迷惑な物語。どうにも懲りない人たちの笑って泣ける人間模様!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
10
人生は楽しんだ者勝ち2012/02/02
ムック
10
老人(特におじいちゃん)度がとっても高い、宮本さんらしいほのぼのとした作品。拝み屋横丁~と似てるかなー。徳造のキャラは半端ないけど個人的には弁護士のおじいちゃんがかわいくて好き♪孫は将来きっと祖父の様になるのだろう・・2010/11/22
ぐりとぐら
8
なんとなく、再読したら、いま読んでる、拝み屋横丁と同じ作者の作品だったのか。父親の破天荒さに、父の死後もなお振り回される息子たちと娘(+孫)。拝み屋シリーズ同様、年寄りの方が元気で、明るくて楽しそう。若いほど悟りに近づいてる気がした。自分が死んだ後も、家族がこんな風に明るく暮らしていくっていうのが、理想なんだろうな。品があるコメディって感じ。2018/12/16
まりもんママン゚+.*ʚ♡ɞ*.+゚
8
亡くなる時に「遺産分配はダーツで決めろ」と祖父が言い残したものだから子供達も孫も老人会の人達も何がなんだか凄く巻き込まれてドタバタするコメディ漫画。宮本福助氏の作品は絵もストーリーも安定しているので読み易い。実際にこんな父親は迷惑でしかないけど楽しめました。2015/01/01
十六夜(いざよい)
7
一冊読み切りの連作短編集。期待しないで読んだらめっちゃ面白かった。"そんな馬鹿な〜"という突っ込みどころ満載のストーリーなのに何故か面白くてジーンとして、ハラハラした。そしてお爺ちゃん破天荒過ぎ(笑)完成度の高い一冊でした。2015/01/24