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内容説明
自分のミスは「仕方ない」、他人のミスは「たるんでいる」。人は無意識のうちに自分に都合よく情報を歪めて認識する、これが「自分だまし」なのです。この心理を正しく理解し、上手にコントロールできれば、公私にわたり物事がうまく運べるようになるのです。この本で「だましのリテラシー」を身につけましょう。
目次
1章 なぜ人は「だまされる」のか
2章 人は無意識のうちに、自分で自分をだましている
3章 誰もが、自分に都合のよい「思い込み」をする
4章 無意識のだましと、上手につきあう心構え
5章 「自分のだまし方」を身につければ、物事はうまくいく
6章 おたくこそ、だましのリテラシーの達人だ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みどるん
3
バイアスの存在を常に意識しよう。誰もが自分を保つために、無意識に都合の良い情報を選択取得しているのは間違いない。ノンフィクションが真実ではないのと同様、自分が真実を見ることは難しい。2014/08/06
三谷銀屋
2
無意識に自分の都合の良い事実だけを選択して認識してしまうこと=「自分だまし」と称している。ぱっと見ネガティブなイメージだけど、人間のメンタルの健康を保つためには不可欠な脳のシステムなのだそう。時には上手に自分に騙されることも必要だし、逆に「自分に騙される自分」を客観的に認識して「だましのリテラシー」を高めないと詐欺にあったり偏見的な思い込みのドツボにはまる危険性がある。現在は、SNS経由で偏った意見を真実と思い込みやすい環境にあるので、だましのリテラシーはさらに重要になってきてるのかも、と思った。2025/03/18
taka
1
再読。10年ほど前の発行ですが、素人には十分勉強になる内容です。人間の情報処理(情報のインプットから考察、アウトプット)は事実どおりにはいかず、無意識によって書き換えられるということがとても分かりやすく書かれています。どんなに注意しても自分の自分に対する「だまし」、つまり都合のいい解釈は無意識に行われることを覚えておきたいと思います。人と話してても、自分の話したことが言葉通り受け取ってもらえないことはよくありますが、相手に悪意はなくとも無意識に情報が変換されている可能性がありますね。2017/06/22
Uzundk
1
自分はだまされないぞ、と思えども自身が世界を認識するその最初からかなりの"うそ"が混じっている。見たいモノを見て、聞きたい言葉を聞いてそれが自分に都合が良いほど真実だと感じるように出来ている。ここでは自分が"だまし"と上手く付き合っていく事で、だまされたり、もしくは正確な悲観予想に落ち込むこと無く生活をすることをすすめている。自分という存在を捉えなおす、自分をコントロールするのに参考になった。2014/10/06
遊歩者
1
「だまし」を認知心理学の知見を用いて、分析していく本。喩えが様々で、面白かった。タイトルだけ見ると、易い自己啓発本に見えてしまうのが、何か残念。2013/04/06
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