内容説明
同盟の証として北方の新興国に嫁がされた王女セシアラ。緑の瞳と「ある力」ゆえに心を閉ざす王女は悲壮な決意でヴェルマに赴くが、この地で奔放に生きる少年王と出逢い……第4回C★NOVELS大賞受賞作
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すぅーた
8
王道ファンタジー。最後に一気にドンチャンして解決させんのはもったいない気が。政略結婚した二人が徐々に近づいていくのがメインだったから、仕方ないのかな。2011/08/20
なつき
6
情緒の育ってないお姫さまと愛され無邪気な王様が政略結婚してギクシャク、というのはありがちな設定だけど、二番煎じな感じはない。ヒロインの心情が描写されているのですんなり入り込める。後半の動乱とファンタジーな設定は少々荒い気はするが、1冊でまとまっているのが好印象。2010/03/01
まりもん
5
最初の方は本当にちょっと期待通りな雰囲気だったのだが、後半はページ数が足りなかったのか(?)ちょっと詰め込み過ぎる感じがして、展開に無理というかあやふやな感じで話が進んでいくので残念だった。 セラとテオの関係が近づいていくまでの流れはとても丁寧に書かれていたしまぁ、政略結婚が普通の恋愛感情を抱くまでの流れの話に魔物の陰謀が混じっている物語でした。2012/03/25
AsK
5
古本屋さんでこちらも安かったので購入(同時購入はレインツリーの国)。設定は気になっていたのですが、全体的にバランスが悪かったかなと。前半は淡々と進みあまり展開はなく、後半に至っては急展開でした。封印と恋愛のどちらかに絞った方がよかったのでは。個人的には封印の設定を読みたかったのですが、作者さんは恋愛を重視された模様。それならそれで政略結婚を阻む様々な展開があってもよかったのですが、主人公たちの心の変化への影響をファンタジーに逃げたような…。ファンタジーならもう少し設定を生かして欲しかったですね…。 2011/12/13
とり
5
デビュー作だそうですが、なかなか読みやすかったー。王道なストーリー展開だったけど、王妃様可愛かった!最初と最後でテオが別人っぽくなっちゃったように感じたのが残念。もっとゆっくり時間をかけて二人の関係も外国との関係も展開してほしかったです。2011/03/22
-
- 電子書籍
- オレンジページ 2021年 8/17号