角川文庫<br> カウンセラー 完全版

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角川文庫
カウンセラー 完全版

  • 著者名:松岡圭祐
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784043836215

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内容説明

カリスマ音楽教師を突然の惨劇が襲う。一家4人が惨殺されたのだ! 犯人は13歳の少年だった……。法で裁かれぬ少年への憎悪を抑えられない彼女の胸に、一匹の怪物が宿る。一線を超えた時、怪物は心を食い尽くす!臨床心理士・嵯峨敏也は犯罪の奈落に堕ちた彼女を、そして凶行の連鎖を止められるのか!!大ヒットシリーズ「催眠」の第2弾。徹底したリアリズムで書かれるサイコサスペンスの大傑作が、待望の完全版で登場!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

74
【シリーズ2作目】『万能鑑定士Q』きっかけで急遽読み始めたシリーズ。このシリーズも『人が死なないミステリー』なのかと思いきや…。1作目に受けた印象とは全く違うストーリーとキャラ設定に幾分戸惑いもあったが13歳未満の起こした事件が発端となる物語だったのでどういった結末になるのかとスイスイ読めた。親である自身も気付かずに幼い子供に植え付けてしまう『心の傷』については自分はどうだっただろうかと少々心配になった。3作目『後催眠』へ。2021/02/21

hirune

44
事件が衝撃的で苦しいけど、読むのをやめられない(・_・;少年法という理不尽な法律が原因で不必要な加害者と被害者が生まれていく。幼くて罪に問えないのなら、監督責任のある親が罪の十分の1でも負うべきなのでは☆悲劇を起爆剤に暴走する女性の心理の裏には難しい親子関係の歪みから生み出された心の闇が…。不幸の連鎖が悲しかったです。2015/03/12

ソルト

20
既視感、とは意味が違うかもしれませんが「これ、前に読んだ?」「映画で観たのかな?」「TVのサスペンスだったかな?」とずっと思いながら読んでいた。よくあるモチーフだからでしょうね。カウンセラーの嵯峨が何でもお見通しですごい。「理解不能な狂気など信じない」彼は、優秀なカウンセラーで、メカニズムを熟知し、極力主観を排除しつつ、冷徹というのでもない。その上イケメンで非の打ち所がない、絶対ヒーロー。でも私は、原因があって結果があるとわかっていても、分析は時に残酷に感じます。心って得体の知れないものであり続けて欲しい2017/07/16

阿武隈川家康

20
再読。おもしろかったよ。まちがえてまた買っちゃったので。2014/10/24

どんちん

19
少年法と復讐、それと精神鑑定。これだけだと、まぁありがちなのだが、それが復讐すべき相手ではなく、復讐する側に対しての精神鑑定となるとちょっと趣がちがって予想外の展開となったなぁという感じではある。・・・のだが、素直によかったという思いはない。確かに嵯峨先生の診断はではそうなのだろうが、どうも割り切れない結末であった。個人的には、(奇しくも)ヒヒ叔父と同じ様に、自殺でのエンディングと思ったのだが。。。さて、催眠/千里眼シリーズはいろいろとあったようだが、とりあえず、次は千里眼シリーズにいってみよう。2014/02/08

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