サイエンス・アイ新書<br> 17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

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サイエンス・アイ新書
17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る!

  • 著者名:吉村仁【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • SBクリエイティブ(2015/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797342581

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内容説明

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アメリカで17年、13年おきに大発生する周期ゼミの謎を解き明かした吉村 仁氏の最新作がついに登場。『素数ゼミの謎』(文藝春秋)では公開されなかったシミュレーションデータや周期ゼミを始めとするセミの写真を大公開。どういう思考の過程で周期ゼミの謎が解き明かされたのか、素数と最大公約数が重要なわけとは、頻度依存による交雑と絶命とはどういうことか、大発生と地球温暖化は関係があるのかなど、数多くの謎に迫っていきます。日本の四季をあでやかにする秋のムシたちは、なぜ鳴き声があれほど多彩なのかなど、誰もが知りたい身近な疑問にも迫った一冊です。

目次

プロローグ セミの大発生に街は大騒ぎ!
第1章 日本のセミと素数ゼミの違い
第2章 素数ゼミの秘密に迫る!第3章 素数ゼミを追って!
第4章 素数ゼミの謎はどこまで明らかになったか
第5章 進化の歴史とムシの多様性
第6章 メスの「オス選び」と種分化の歴史
第7章 素数ゼミの秘密はどうして解けたのか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文章で飯を食う

8
再読。中身をほとんど憶えていない事に驚く。2016/02/18

文章で飯を食う

7
前に、素数のほうが天敵や寄生虫と巡り会う機会が少ないからと何かで読んだ記憶がある。ところが、この本では他の周期のセミと交雑すると、子供が地上に出てきた時に、異性に巡り会えない悲劇が起きるとか。素数じゃ無い周期のセミは、他の周期のセミと交雑しやすく、少なくなり始めると級数的に減っていくのだとか。氷河期の進化に及ぼす影響とか、アメリカ、ヨーロッパの種の少なさとか、おもしろい話がいっぱい。最前線は熱いぜ。2013/08/05

北山央晃

6
面白くて堪らない。宇宙論や素粒子論もワクワクするが、謎を解明していく楽しみは身近な虫の世界にだってある。博物学的アプローチが生物学の手法だなんて認識は古いのかな。セミの繁殖周期の謎に迫る鍵は遺伝学、地理学、数学、そして情熱にあった。2013/04/21

nori

5
I am afraid to believe simply what author said. If such mechanism is common phenomenon in process of evolution, there should be other examples of other animal especially among primitive structure. Mutation for his understand is also questionable.2019/09/24

Kumo

3
周期ゼミについての、表題通りの本。基本的な事項についてもかなり噛み砕いて説明しているため、生態学や集団遺伝学について学びたい中高生には格好の読み物だと思う。逆に生物系の学生には説明がまどろっこしくて仕方がないが、全体としては非常に面白かった。2013/11/06

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