内容説明
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一首の成り立ちから部立まで、構造を万葉集と比較・分析することにより、通説へ抜本的変更を迫った画期的研究。読人しらず歌の時代区分・部立の対応・句切れの問題・類歌の概念などの考察を通し、和歌文学の基盤をはじめて捉えた野心作。万葉集作者未詳歌群の類歌を分類・整理した一覧付。
目次
第1篇 対峙する「古」と「今」(恋歌の分類意識
読人しらず歌
万葉集の三大部立との関係)
第2篇 古今集の「韻律」(韻律究明の方法
短歌形式の第三句)
第3篇 和歌文学と先行歌利用(万葉時代における先行歌利用
古今集時代における先行歌利用
貫之の「詠歌の方法」)
資料篇