内容説明
江戸でのんびり過ごしていた玄庵に、一橋慶喜から密命がくだる。上意討ちにあった清河八郎の手元から消えた倒幕連判状を処分してほしいというのだ。連判状の行方を追って京の都まで足をのばした玄庵を待ち受けていたのは、とてつもない落とし穴だった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazukitti
1
前巻の続き。一応前巻ではケリはついてた話が実は続きがあってという感じなのかなぁ。前のラストもう忘れちゃったw 前巻で語られた話の中にキーアイテムがあって、それを巡る話が本巻のメインエピソードで、当初あった幕府の検死医師が事件の謎を解くという体はほぼ消えて、激動の幕末期の史実の人物とキーアイテム探索を絡めその渦中で起きた殺人事件に迫るってトコかしら。しかしまぁこの玄庵さんは義理と人情の狭間で粋な侠者なんだけど、江戸京都間往復してほぼ翻弄されてただけだよね。キャラはサブも含めて段々立ってきた気がする。2015/06/30