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内容説明
結婚してスイスで暮らしていた姉が、突然の帰国。久しぶりに会った姉の笑顔に、心の隅に片付けたはずの“ある気持ち”がよみがえり――姉妹の繊細な心の揺れを描いた表題作ほか、心打つ長編読切り3編を収録。 【収録作品】サルビア／プリズム／春が来たなら／告白物語
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
68
やさしくてあたたかい５篇のハートフルストーリー。どの主人公の女の子も、ちょっとキャラが似てるかな。些細なことで一喜一憂してしまう恋心とか、悩みすぎてつい自己完結してしまうような部分、まっすぐな雰囲気とすぐに凹む柔らかさを併せ持つ女の子はけっこう多そうだし、多くの共感を持たれるだろうなと思う。つまり逆を言えば、男から見ると共感が普段あまりできてない部分に気づかされるというか、あぁこういうふうに悩んでいくんだねって思えたのが、ちょっとだけ新鮮だった。個人的には「春が来たなら」が好み。2013/06/26
佐伯
30
感動しました。本当泣いちゃいました。 少し切なくて、あたたかくなる作品。４作品ありましたがどれもすてきな 作品ばかりでした。 一番印象に残ったのはプリズムっていう話です。 先生に恋をしてしまった主人公。切なくて最後の告白場面すごく良かったです。おすすめです♪2015/07/28
さとまみ(コミックス&BL小説専用)
27
おー、久しぶりにマンガ読んで泣いたわ。最後の小説家のお話、よかったわー。涙ポロポロ出てきた。(；ω；)2018/01/18
このん
17
どの作品も優しくて泣けた。(3228)2013/04/02
まめむめも
12
谷川さんの作品に出てくる男性は、女性の理想の男性な場合が多いと思いますが、この本に出てくる男性は本当に居そうな感じの人が多かったように思います。女性の気持ちも“好き”だけではなくて、深みのある作品集でした。2015/05/23
