歴史と責任 「慰安婦」問題と一九九〇年代

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歴史と責任 「慰安婦」問題と一九九〇年代

  • 著者名:金富子/中野敏男
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 青弓社(2014/08発売)
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  • ISBN:9784787232861

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内容説明

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冷戦が終結し、日本軍「慰安婦」問題が鋭く問われた一九九〇年代、それは世界中で迫害と暴力の歴史が見直され、その責任が問われだした時代だった。この時代を総括し、正義と真実の立場から新たな和解への道を切り開く行動提起の書。

目次

はじめに――「慰安婦」問題と一九九〇年代 金 富子

序章 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題
 0 日本軍「慰安婦」問題と歴史への責任――本書の認識と課題 中野敏男

第1章 「慰安婦」問題と日本の過去克服――問われた課題
 1 「慰安婦」被害者の「尊厳の回復」とは何か?――女性国際戦犯法廷が求めた正義と「国民基金」 西野瑠美子
 2 国民基金と被害者の声 鄭鉉栢[中野宣子訳]
 3 「日本軍戦時性暴力被害」訴訟から見えてくること――裁判はどこまで「慰安婦」問題を裁けているか? 大川正彦
 4 戦後責任と日本人の「主体」 中野敏男
 5 「慰安婦」問題と脱植民地主義――歴史修正主義的な「和解」への抵抗 金 富子
 コラム 戦犯裁判と「慰安婦」問題史料 林 博史
 コラム ナヌムの家の現在と未来 村山一兵

第2章 世界の過去克服への取り組みから
 6 韓国現代史と過去清算の展開 韓洪九[金栄訳]
 7 台湾における未完の脱植民地化 駒込 武
 8 南部アフリカに「真実和解委員会」が残したこと――植民地主義の過去をめぐって 永原陽子
 9 紛争下の性的暴力と国際法の到達点 東澤 靖
 10 ドイツの過去克服 矢野 久
 11 植民地支配の歴史の再審――フランスの「過去の克服」の現在 菊池恵介
 12 批判的フェミニズムと日本軍性奴隷制――アジア/アメリカからみる女性の人権レジームの陥穽 米山リサ
 コラム 「朝鮮人戦犯」――誰が何を裁かれたのか 内海愛子
 コラム 中国人強制連行 杉原 達
 コラム 日系アメリカ人への戦後補償 タカシ・フジタニ

第3章 何がなお問われているのか
 13 脱冷戦と植民地支配責任の追及――続・植民地支配責任を定立するために 板垣竜太
 14 帰国事業と日本の戦後責任 テッサ・モーリス=スズキ[大川正彦訳]
 15 在日朝鮮人弾圧から見る日本の植民地主義と軍事化 金栄
 16 韓国の歴史論争とナショナリズムの克服――「親日」と「反日」の争点化を中心に 河棕文
 17 アメリカ議会下院と「慰安婦」問題 荒井信一
 18 植民地女性と脱帝国のフェミニズム 宋連玉
 コラム 沖縄の「集団自決」と教科書検定 宮城晴美
 コラム ハンセン病資料館設立の経緯とその意義 金貴粉
 コラム 「慰安婦」問題を記録し、記憶するために――アクティブ・ミュージアム「女たちの戦争と平和資料館」の試み 池田恵理子

おわりに 金 富子/中野敏男

資料 ブックガイド
   年表
   日本で行われている戦時性暴力被害訴訟一覧(二〇〇八年三月十一日付)
   河野官房長官談話
   女性国際戦犯法廷・最終判決文「勧告」
   アメリカ下院「慰安婦」謝罪要求決議
   欧州議会「慰安婦」謝罪要求決議
   ダーバン二〇〇一宣言・行動計画(抄)

感想・レビュー

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がんぞ

5
金富子はキムプジャと読み、韓国ハンシン大学教員。猿芝居でNHKを騙した“日本軍性奴隷制を裁く女性国際法廷”(そもそも天皇=元首を被告とする事後審査はあり得ず、強いて言えば戦争挑発行為。『被害者が最強』による言論暴力、傍聴参加限定・高額)主催者である。中野敏男は『NHK番組改竄事件』と著者紹介で暴言するが自分の思うままに「昭和天皇は有罪」と報道される期待権はありえない。2007年「女性のためのアジア平和国民基金」が彼などの働きかけで失敗したのを誇り「被害者の望むような謝罪でなかった」とする。朝日の捏造協力者2013/11/23

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