内容説明
美術館で催されたパーティーで、学芸員のサマー・ホーソンは落ち着かない気分を味わっていた。今夜は誰かにずっと見つめられている気がする。パーティーに日本のカルト教団の教祖である“白様”が来ているのは知っていた。彼はサマーが所有する古い壺を手に入れたがっているのだが、それは今は亡き日本人の乳母からサマーが譲り受けたもので、いくら“白様”に乞われても渡す気はない。しかし、今感じているこの視線は、どうも彼ではないらしい。振り返ったサマーの瞳に映ったのは、エキゾチックな風貌の背の高い男だった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
choco
4
ちょっと読むのがキツい。シリーズを読むにつれ、どうしてこうも「優秀なスパイ」がミッション中に女に惚れちゃうの。途中から斜め読み。ただ引っ掛かった所は、日本に来たヒーローとヒロインですが、飛行機ファーストクラスなのに食事は券売機の食堂で親子丼て!落差有りすぎ( ゚Д゚)2016/01/20
てん・ゆう
1
祖父母が日本人、もしくは脇役で日本人とのハーフというのも珍しくて憶えてるくらいなのに、ヒーローが半分とは言え日本の血が入ってるなんて。もう出会えないと思うくらい貴重。話としては微妙なんだけど・・・
みるて
0
図書館の本 読了 3部作3作目2013/09/22
mikki
0
登場人物にも、ストーリーにもあまり魅力を感じませんでした。義務感で最後まで斜め読みした感じになりました。2012/06/02
いちみ
0
ロマンス小説では稀有な日系男性(もちろん母親はイギリス人)が相手役の物語。外国人には違和感ないのかもしれないが、日本人なら誰もが思わず引いちゃうような仰天設定の”恋人”におののく怪作である。ありがちなロマンス小説に飽きた人に、おすすめ!2008/06/22