奇跡の母子犬

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

奇跡の母子犬

  • 著者名:山下由美
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • PHP研究所(2013/03発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569687766
  • NDC分類:K645

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

宮崎県中央動物保護管理所に収容された母子犬をめぐる感動の20日間の記録。2007年2月、住民の通報により1頭の母犬と3匹の子犬が管理所に捕獲されました。管理所に収容された犬たちには「命の期限日」が付けられ、飼い主が見つからないと殺処分されます。生きて出られる確率はわずか10%……。親子で来た場合、ほとんどの母犬が周りの犬や緊迫した状況に驚き、子犬の面倒を見なくなるのですが、この母犬は違っていました。子犬を守ろうと必死で人間を威嚇し続けるのです。長年犬を捕獲し続けている職員さんも、この母犬の姿に驚くと同時に、子への愛情に心を打たれます。なんとかしたいと思った職員さんは、自分の担当月のぎりぎりの日まで期限を延期しようと決めました……。必死に子犬を守ろうとする母犬、生き抜いてほしいと願い続けた管理所職員さん、その姿を記録し「命」の大切さを訴えかける私――3つの思いが生んだ奇跡の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サク

34
年間36万頭の犬猫が、保健所で殺される。しかし、『殺している』のは職員ではなく、飼育放棄した飼い主。いじめを考える絵本『おおきなあな』の場面が浮かぶ。沢山の犬猫が、飼い主から見捨てられ死を宣告される保健所の檻という『あな』に落ちていく。彼らの『あな』を埋められるのは、誰かが引き取る以外に方法はない。犬たちには『命の期限』がある。親子で入所してきた犬。我が子を必死で守ろうとする母親の姿に感動。我が子でもない6匹の子犬にもおっぱいをあげていた。果たして私達人間は他人の子さえも深い愛情で育てられるだろうか。2015/04/12

ツキノ

3
子どもたちも読む。買ってよかった。2013/08/12

ゆきんこ

2
この本を借りて読むのは二回目である。少し前にふと思いだして、ネットでこの母犬、ひまわりの物語を見た。そしてまた読んでみようと思ったのであるが、ネットでも本でも見る度、読む度に涙があふれ出てくる。母犬の子犬に対する愛情もそうであるが、この母犬ひまわりを救った宮崎動物保護管理署の上野久治さんに心打たれる。彼はひまわりに心打たれ、ひまわりは上野さんの「大丈夫、怖がらなくて大丈夫。」という語りかけに心開く。 「母犬はいつも私に目で話しかけきていたえたんです。私もそれに応えたくて母犬と話をしてきました。」 そして上2012/03/21

書の旅人

1
少しでも殺処分される動物たちを減らす手助けが出来れば…。そう思い立ち、自分なりのやり方でいこうと、動き始めました。先の事はわかりません。でも、わからないからと何もしないで済ます事は出来ません。いつか、自分を振り替えって、後悔しない生き方をしていきたい…。2015/10/04

megmin

1
想像していたのと違っていたが、動画をそのまま本にしているので内容は分かり易い ほんの数ページしかない世界だったけれど、母犬の表情の変化に涙が溢れました。最後の後ろ姿に笑ってしまった。2013/10/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/630500
  • ご注意事項