反中vs.親中の台湾

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反中vs.親中の台湾

  • 著者名:近藤伸二
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 光文社(2014/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334034542
  • NDC分類:302.224

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内容説明

八年間で二度の政権交代が起きた台湾で、いま対中独立意識が高まる反面、経済的には中国との一体化が進む。この社会変化と新政権のゆくえに、ベテラン台湾ウォッチャーが迫る。

目次

プロローグ 8年ぶりの政権交代
第1章 「緑」が変えた社会と意識
第2章 「緑」の挑戦と「青」の抵抗
第3章 「緑」の攻撃と「青」の改革
第4章 対中関係に左右される経済
第5章 重みを増す日台関係

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rokubrain

6
かつての中国共産党と国民党のイデオロギーの大きな対立軸は今全く意味をなさない。台湾は、中国からの独立意識が強まる反面、経済的には中国との一体化が後戻りできないテンポで進んでいるからだ。台商は中国で活動する台湾人のことだが、呼び名は別にして彼らのような存在が中国と台湾の切っても切れない象徴ともいえる。 統一か独立か 中華民国か台湾か ひと言でいうと「現状維持」が民意のようだ。 いまどき幽霊のようなイデオロギーに縛られるのが悩ましいし、 台湾社会の住民にとっては、そんなのお構いなし、というのが本音なのだろう。2017/07/22

吉枝麻芽

1
1年間台湾にいたのですが、これが今の台湾の現状を一番リアルに著しているなと感じました。中国大陸の共産党といがみ合い、独立に向けて邁進している台湾の姿はもはや古いと思います。今はとにかく大陸とは付かず離れず、上手に付き合っていけるか、それが台湾の焦点になっています。離れると経済が回らず、近づきすぎると取り込まれてしまう。そのギリギリの線で頑張っているのが面白いです。けれど、台湾が親中に傾いたのはアメリカが大陸と仲良くなって台湾に肩入れしなくなったのも大きいと思うなぁ。やっぱり後ろ盾がないと独立は無理っぽい。2013/11/04

T坊主

1
民進党は日本の民主党と似ているところがある、社会主義者はいないが、派閥寄せ集めの政党、政府の方針や政策に対して足元の内部から批判の声があがることも珍しくないと。2010/10/19

.fa

0
緑≒民進党、脱中路線(陳) 青≒国民党、新中路線(馬、現在総統) 台湾に関する入門書2013/09/12

Great Eagle

0
台湾の政治をTVで見かけた場面では、激しくののしり合いあげく暴力沙汰。この理由が少しわかったように思います。国民党と民進党、青と緑の対決と中国やアメリカおよび日本との関係が複雑に絡んでくるからややこしい。政治と経済は難しい問題ですね。2012/11/15

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