幻冬舎文庫<br> 悪夢の観覧車

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幻冬舎文庫
悪夢の観覧車

  • 著者名:木下半太【著】
  • 価格 ¥677(本体¥616)
  • 幻冬舎(2014/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344411296

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内容説明

ゴールデンウィークの行楽地で、手品が趣味のチンピラ・大二郎が、大観覧車をジャックした。スイッチひとつで、観覧車を爆破するという。目的は、ワケありの美人医師・ニーナの身代金6億円。警察に声明文まで発表した、白昼堂々の公開誘拐だ。死角ゼロの観覧車上で、そんな大金の受け渡しは成功するのか!? 謎が謎を呼ぶ、傑作サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

185
エレベーターシリーズは只管プラスチックな迷路を休憩なしで爆走するという感じでしたが、本書はこれに景色が付いたようでなかなか楽しめました。読メの皆さんが本書を推されるのも肯けました。2016/11/04

chiru

137
超面白かった!3秒に1回は笑っちゃう面白さ!家族連れで賑わうGW、手品が趣味のナニワのチンピラが大阪の大観覧車と乗客をジャックした🎡 コスパの悪い白昼堂々の公開誘拐、美人医師ニーナにかけた身代金。なぜ手品で、なぜニーナで、なぜ観覧車❓❗ この人がこの人とこう繋がってたの⁉の種明かしは鮮やかなマジックのよう🎩 観覧車で家族がかわす緊張感のない緩い会話に笑い、銀爺のウルトラCに感心し、侍のごとき大二郎の過去に涙ぐむラスト😢 前作と繋がりはないけど“悪夢クロニクル2章”にしても面白そう🎀 ★52020/07/13

ユザキ部長

114
運命って何だろう?悲しき兄弟二人。オトンは言った「どんな時も、ロマンチックに生きろ」と。神様はいたずらが大好きで沢山の家族の人生を狂わしたりするけど、でも時に純粋な愛にホッとして癒やされる。ちょっとだけ淋しくても嬉しくなった。いい本でした。2017/07/06

タイ子

109
面白い!観覧車をジャックした若者が6億円の身代金を要求。さもなければ観覧車を爆破するという。ここから展開するストーリーが木下さんらしい。何故、ジャックしなければいけなかったのか。観覧車の乗客の過去に遡りそれぞれの人生を語っていく。幸福を掴む人生、堕ちていく人生、老いていく人生・・・。何気ない語りの中に観覧車ジャックの意図が見えてきて伏線だったものが回収される上手さ。コメディだけじゃなく、切なさも感じられるいい具合に楽しめる作品。次はエレベーターに乗ってみよう。2020/04/13

のんき

96
笑って泣けるお話しでした。大観覧車が途中で止まってしまいます。故障かと思ったら、爆破物が仕掛けられ、身代金目的の誘拐事件の舞台に観覧車がなります。復讐を誓う大二郎も良かったですが、協力する朝子も銀爺もいい人でした。どうやって身代金を受け取るのか、どうやって観覧車から脱出するのか、ハラハラドキドキしながら読みました。もちろん誘拐なんてよくないことだけど、大二郎の両親への思いが涙を誘います。2020/07/06

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