小学館文庫<br> 生贄の祀り

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小学館文庫
生贄の祀り

  • 著者名:溝口敦【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 小学館(2015/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094082692

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内容説明

若い女性と裸ではしゃぐ有力政治家のスキャンダル写真が雑誌に掲載された! ネタ元を探る編集者の前に淫靡な儀式を行う新興宗教「丹寅真教」が浮上する。教主は多くの政治家に力を振るう怪人物だった。やがて全裸の若い女性の死体が発見され、女性の下腹部に無惨な傷が刻まれていたことで、事件は思いがけない方向に発展していく。暴力団、宗教などを深く追求してきた著者が、政治と宗教の黒い絆を描いた問題小説が遂に電子化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

4
若い女性と有力政治家とのスキャンダル写真から始まる物語は、政治の闇をえぐる社会派小説かと思いきや、写真を提供した男の謎めいた言葉から意外な方向に転がりはじめる。政争を利用した新興宗教の暴走は荒唐無稽に見えても、オウム事件を振り返れば決して作り話だと馬鹿にできない。自己を律する敬虔な信者には恨まれるかもしれないけれど、「宗教は世界でろくな働きをしていない。民族間の憎悪を増やしたり、戦争をしたり。国内で見ても、信者は教団リーダーにカネを吸い取られているだけ~」という室田の考えに共感するな。 (★★★☆☆)2017/12/14

ダフニス

0
淫祀邪教が現代の政治に深く食いこんでいるらしい。いくらなんでもそれはトンデモです、トンデモ。読むにあたっては若干の下心があったわけですが、ぜんぜんやらしくありませんでした。2008/06/01

Soulcitywalking

0
政治家スキャンダルとカルト宗教。そこに写真週刊誌や新聞が絡む。ちょっと非現実的な社会派ミステリー。平成最後の年に読むと、時代背景がかなり懐かしい昭和。2019/02/21

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