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内容説明
戦国時代、四国を席巻した長宗我部氏。鎌倉時代以降、土佐の岡豊城に拠って連綿と続いたが、戦国乱世の渦の中で十九代・兼序が周囲の有力大名に攻められて討ち死にし、滅亡寸前まで追い詰められた。このとき、幼児だった国親は落ちのびて国司の一条家を頼り、その助けを借りて岡豊城を回復、長宗我部家の再興へと邁進する。国親の跡を継いだのが元親である。子供の頃、「姫若子」と呼ばれて弱々しい印象を与えたが、長じてからは武力と謀を駆使し、土佐のみならず四国の覇者へと駆け上がった。しかし、元親は天下人・豊臣秀吉に屈し、野望は絶たれた。また、島津攻めの際、嫡子・信親を失う悲劇にも見舞われた。元親の跡を継いだのは四男の盛親である。関ヶ原合戦で西軍について土佐を奪われた盛親だが、寺子屋の師匠をしながら時機を待ち、大坂の陣では豊臣方の主力として奮戦した。国親、元親、盛親――波乱に満ちた長宗我部三代の興亡を描く力作長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えびえび
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長宗我部家を駆け足で追う作品。年表がついてれば辿りながら読むことが出来て良いかもですが、無いので流れについていけないかも。元親死後のゴタゴタをすべて佞臣のせいにするのは如何なものか。2013/12/09
よっ!
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長宗我部国親、元親、盛親の三代を書いている。いろいろなエピソードは細かく書かれているだけに、内容量として物足りない。★★☆☆☆
ろく
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少々長宗我部贔屓率が高かったような気がするけれども、なかなか面白く読めました。内容としては元親がメイン。ざっくり長宗我部の生い立ちが解り入門書的な感じ。2013/03/10
BIN
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国親のことも書かれている珍しい作品。3代を1冊で書いているため詳述されているわけではないが、大まかに長宗我部を知るには良作だろう。2011/05/01