角川文庫<br> 迷走人事

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角川文庫
迷走人事

  • 著者名:高杉良【著者】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • KADOKAWA(2013/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041643211

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内容説明

大手アパレルメーカーで広報主任を務める竹中麻希は、ワンマンで鳴らす創業社長の健康不安を耳にする。後継者は、息子の専務か、片腕として支えてきた副社長か。ワンマン社長の指名に反して専務は社長就任を固辞、副社長の社長昇格で一件落着と思われたが…。一方、専務と不倫関係にある麻希は、営業部のエースからの求愛に心が揺れ始める。働く女性の視点から、会社組織、業界の問題点を浮き彫りにした力作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっとん

40
ワンマン創業社長の後継者人事が軸ではあるものの、主人公の麻希と2代目の浩太郎が不倫関係にあることもあって緊張感は薄めでした。 タイトルや表紙の堅い感じからすると肩透かし感はあるものの、こういう作品だと思えば充分楽しめる内容でした。 ただ、グレースとの提携などビジネスの部分の方が緊張感があって個人的には面白かったです。 特にアモーレがどうなっていくのかがとても気になっていたのでラストが色恋で終わったのが少し残念ですね。2020/01/29

4丁目の父ちゃん

17
昭和の良き時代の作品 高杉さんの作品は2000年を前後にかなりハマりましたが、女性が主人公の作品はあまり記憶がない。 この作品、人事関係にあまり面白みがなかった。 金融腐蝕列島シリーズの竹中班長とえくぼの可愛い清水麻紀さんが結婚して竹中麻紀さんになったわけじゃないだろが、ちょっと頭が混乱。 秋山君、おめでとう。 2019/01/20

こみち

9
★★★★★ケータイはあるけどメールはない、女性が管理職になるのも難しい。そんな時代のストーリ。現実主義っぽい竹中麻希の男性に対する気持ちと会社に対する気持ちの揺れ方が絶妙で個人的に共感が持てた。2016/08/22

みこ

6
★主人公の、バリバリ働いている感も恋愛の心情もどちらも押しがもう一歩強ければ、もう少し引き込まれていたかも。2015/01/11

藤澤謙光

6
女性が頑張ってたり、創業者、その番頭、二台目と面白い。 個人的には、最後が… 不倫を肯定する訳ではないけど…なんかなぁ〜2013/04/10

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