内容説明
「はじめに」より抜粋最近、小学生の子を持つママの不安が非常に高まっていると感じます。文部科学省が「ゆとり教育」を推し進めたため、子供の学力は本当に大丈夫なのか、と不安でしょう。とくに子供に中学受験をさせたいママからすると、「いつごろから塾に行かせればいいのか」「塾に行く前に準備は必要なのか」が心配でしょう。一方で、住んでいる地域に私立中学や中学受験塾がない場合、将来の大学受験は大丈夫なのかという心配があります。また今のママは、勉強のことだけでなく、「子供が仲間外れにならないか」「友だちができるか」という不安があります。そこで私は、精神科医や受験指導のプロの立場から、世のママの不安を解消し、メンタル面でも学力面でも本当に発達にいいと思われるアドバイスをしたいと思って、この本を書きました。方向性を間違えなければ、子供は健やかに成長するものです。子供の強さを信じてあげてください。(和田秀樹)
目次
第1部 ほんの少し手を貸せば子供はぐんぐん伸びていく(子供の将来は、勉強習慣の有無で決まる;心身ともに強い子はママが育てる;「子供の品格」を教える)
第2部 「できる子」のママになるためのQ&A(学習についてのQ&A;学校のことで困ったときのQ&A;友だち・いじめなどのQ&A)
第3部 いま学校教育の現場では(なぜ学校で「いじめ」が起こるのか;学校を支配する「スクール・カースト」;「イケメン、フツメン、キモメン」という序列 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
どうしてこういう本って「ママ」なのかな、と不思議な気持ちで読みました。エリートにエリートの思想を!という考え方は格差社会っぽいなあ、と思います。理想は素晴らしいのですがねえ。良い指摘もたくさんあったのですが、まあ、理想なんですよね。ただ自分は子供にどう育ってほしいかを再確認できました。2019/07/27
しゅわ
8
【図書館】なんとなく「一応読んでおこうかな?」と手に取りました。ゆとり教育時代のお話だから、塾のところとかはちょこっと古かったのと、ときどき「それは違う?」とひっかかる部分があったのも事実ですが、いろいろ参考になりました。特にいじめに関する対応は親も考えておかなきゃなぁ2013/09/17
ぶ~まっくす
3
長い間積読だったので娘は小5になってしまった^^;そうそう!と共感出来る部分もあり、中学受験目指してがんばっている娘をしっかりサポートしていかないといけない!と私の気合いを入れなおした。2015/10/06
福原敬子
1
10年前の本だからでしょうか…納得できる部分よりもそうでないところが多かったです。いい学校に入ることがいいこととは思えません。2017/09/18
omichio
1
承知のこと多し。2013/03/14