内容説明
ルーカス・ブロデリックは、勝つためには手段を選ばない、冷酷非情でやり手の弁護士として名を馳せていた。だからこそモラン家にこの件を依頼されたのだろう。大富豪のガートルード・モランが亡くなり、莫大な遺産のほとんどが変わり者の孫ベサニーが運営する慈善団体に遺された。そのことに不満を抱く一族の人々が彼を雇ったというわけだ。メキシコにいるベサニーを捜し出し、彼女の名誉を傷つけることで、遺産を受け取る資格を剥奪する。うまくいけば遺産の四割がルーカスの手数料となる。一方、母親に捨てられ、女性の愛情に飢えていたルーカスの息子たちは、成り行きから自宅のクローゼットに記憶喪失の若い女性をかくまっていた。前世の因縁のせいなのか、血も涙もないはずのルーカスは浴室で鉢合わせした翌日には彼女と激しく愛し合い、結婚を申し込む。彼女が捜していたベサニーだと知りながら……。★“記憶喪失の物語”――突然消え去ってしまった記憶。もどかしさと闘いながら、切ない愛をはぐくむ恋人たちの物語です。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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20年ほど前の作品を再販したもの。記憶喪失物だけど、サスペンスで、裏切りがあり子供がいる。結局ヒーローはたいして必要では無く、ロマンスというより、ファミリー愛の無いようだった。この作者の作品は苦手だけど、古い作品は更に苦手、宗教的なものが多く、複雑つにしたがり、ハーレクインの160P弱では説明不足で理解しにくい。ラブストーリーを期待しているのに、説明事項が多すぎて、感情に訴えてこない。2013/09/22
くろうさぎ
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転生を書いたロマンス。過去の人生が過激です。2010/09/22