内容説明
東京大空襲で九死に一生を得た著者は疎開先、茨城県下妻を経て新潟県長岡で日本の敗戦を迎える。そのとき15歳の少年だった。そして日本は、戦後を生きる原理となる新憲法の策定作業に入る。占領政策を決めるGHQ指令が次々と発せられる中、昭和21年3月6日、ついに「憲法改正草案要綱」が閣議決定される。あの敗戦より203日。この苛酷ではあるが希望に満ちた日々を、史家の目に少年の目を織り交ぜつつ、哀切に描ききる。
目次
「三月十日」の章
昭和二十年八月・1―「涙滂沱」の章
昭和二十年八月・2―「国体護持」の章
昭和二十年八月・3―「総懺悔」の章
昭和二十年九月・1―「青い眼の大君」の章
昭和二十年九月・2―「記念写真」の章
昭和二十年九月・3―「憲法改正示唆」の章
昭和二十年十月・1―「天皇制打破」の章
昭和二十年十月・2―「天皇退位論」の章
昭和二十年十一月・1―「近衛失格」の章
昭和二十年十二月・1―「真相はかうだ」の章
昭和二十年十二月・2―「神道指令」の章
昭和二十一年一月・1―「詔書とパージ」の章
昭和二十一年一月・2―「浮浪児とパンパン」の章
昭和二十一年一月・3―「戦争放棄」の章
昭和二十一年二月・1―「三原則」の章
昭和二十一年二月・2―「聖断ふたたび」の章
「大理想」の章



