内容説明
七年前、最愛の祖母を亡くして孤独になったシャノンは、奨学金を得てアメリカに留学することにした。親友の兄、コナーへの片想いに決着をつけるため、変装して正体を伏せたまま彼と結ばれ、その思い出を胸に旅立った。今、祖国に戻ったシャノンは、コミュニティーを運営してそこに通う人たちを家族のように思い、幸せに過ごしていた――不動産企業の社長となったコナーが現れるまでは。聞けば、彼はシャノンが借りているビルの所有者で、二日前にビルを売却したので立ち退きを要求しに来たという。呆然とする彼女に、コナーの口からさらなる衝撃がもたらされた。「あのとき、きみが別れも告げずに去っていった理由を知りたい」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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ヒーローは元々億万長者ではかったんだから、邦題が内容と合ってません。ヒロインが十代の時ずっと片思いしていた親友の兄と仮装パーティーの時に一度限りの思い出として関係を持ち、逃げるようにして海外留学をする。帰国してリース契約したビルの持ち主が遺産によって億万長者になったヒーローで、ビルを売却することを告げに来たことですったもんだの始まりです。ヒーローは出生が母親の不貞だったと知り、家族と疎遠になり意固地になったヒーローを更正させようとするヒロイン。なんだけど、もっとシンプルな内容で良かった気がする。喧嘩が多い2016/11/17