PHP新書<br> チャーチルが愛した日本

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PHP新書
チャーチルが愛した日本

  • 著者名:関栄次
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • PHP研究所(2014/01発売)
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  • ISBN:9784569693651
  • NDC分類:289.3

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内容説明

イギリスの歴史的な名宰相ウィンストン・チャーチルは終生、日本に対して好意と深い理解を示していた。幼少のころ愛する母から伝えられた美しい日本の印象が、忘れがたい記憶として残っていたからである。箱根、東京、日光、京都を旅したチャーチルの母は、明治期の日本に何を見たのか? 戦中、戦後のチャーチルが、荒廃した日本に何を望んだのか? 歴史的名宰相の目に映った日本の隆盛と衰退、そして再生とは……。名宰相と母の物語を、未邦訳資料を踏まえながら、元外交官が見事に描ききる。――1894年チャーチルの母は世界一周旅行の途上、日本にひと月あまり滞在した。彼女が残した詳細な旅行記に描かれていたのは、大方の日本人が忘れてしまった古きよき日本の姿であった。

目次

第1章 夜空に輝く星―チャーチルの母(ブレナム宮殿―銀の匙を口にして チャーチル家とジェローム家 艦上の舞踏会 死しか断てない絆 愛の道は平らかならず パリの結婚式 宮殿を圧するきぬずれの音 配所の月―ダブリン 春ふたたび 突然の挫折 失意のうちに 世界一周旅行へ チャーチルとその母と父 星墜つ 育ての親―エヴェレスト夫人)<br/>第2章 消えやらぬ二つの音色(日本への旅 ジェニー夫人の「日本紀行」 北太平洋横断 横浜 箱根 東京 日本婦人の優雅さ 岩崎邸 民家の三味線 骨董品の店 春の皇后 日光 京都 消えやらぬ二つの音色)<br/>第3章 同盟、敵対、そして協調へ(日英関係とチャーチルの生涯 日英同盟 日本への忠告―チャーチルの予言 日英海軍協力 日本海軍への感謝状 辞任して西部戦線へ 日英同盟の終焉 深まる対立の中で 無視された書簡 戦争回避のために 最後の警告―マンションハウス演説)<br/>第4章 戦後日本とチャーチル(燃え上がる反日感情 チャーチル首相の登場 皇太子殿下歓迎午餐会 チャーチルと吉田茂)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミッキー・ダック

11
著者は元外交官。二度に渡り英国の首相を務めたウィンストン・チャーチル(1874-1965)は、母親の影響で日本文化に敬意を抱いており、政治的にも一貫して日本に好意的だった。本書は、明治維新以後の日本の歴史に深く関わった彼の思考と行動の軌跡を具体的に辿っており、日英同盟を強く支持していたチャーチルが、軍国主義に突き進む日本をどのように見たか、何故同盟を終焉させたのかが、非常に良く分かった。もし彼の戦争回避の忠告を受け容れる器量の政治家が日本にいたならば、歴史は大きく変わったと思うと残念だ。2014/07/18

enushiもわるよのぉ

8
チャーチルも意外と日本に理解があったようだ。チャーチル自身は日本を訪れたことが無かったが、彼の母が世界周遊の途中で日本に一か月ほど滞在し好印象を抱いたことが影響したのだろう。そんな彼が日本と戦争するときの首相になるとは皮肉なものだ。2026/04/20

遠藤三春

3
チャーチルの母の日本紀行を聞き、チャーチルは、日本に親しみを感じ、戦争の中でも常にその思いは変わらなかった。すごい人だ。2012/02/01

Рома

2
チャーチルがヤルタ協定の際にソ連の対日参戦、及び終戦後の北方四島獲得に乗り気ではなかったことが最近明らかになったが、このように英国では数少ない知日派であった。その要員として彼の母の日本に対する特別な感情は勿論のこと、第一次世界大戦での日本軍の素晴らしい活躍があるだろう。ワシントン海軍軍縮条約からの四カ国条約での日英同盟廃棄に彼は賛成票を投じたものの彼の内心はどうであったのだろうか。そうして米国の思惑からそれ意向日英両国は疎遠となり、やがて戦争へと踏み入ってしまったがその後彼が皇太子殿下、続いて吉田首相2017/11/05

ロピケ

2
チャーチルの母ジェニーが日本に来たことがあったと何処かで読んだ覚えがあったので、本当はジェニーの書いた旅行記が読めれば一番なのだが。無理なので、手っ取り早そうなこの本を選んでみた。ジェニーさん療養中の夫を連れての旅であった。かなり深刻な病状だったにもかかわらず、無事にイギリスまで帰りついているだけでも感心するのに、日本でもただ、ボーっと過ごしていないところがエネルギー溢れる、魅力的な人柄を想像させる。ベニシアさんの祖父のお兄さん、カーゾン卿もチャーチルと同じ時期に外相(チャーチルは植民地大臣)だったとは。2012/01/30

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