アルバ文庫<br> 花咲く丘

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アルバ文庫
花咲く丘

  • 著者名:永井隆
  • 価格 ¥451(本体¥410)
  • サンパウロ(2008/02発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 120pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784805670330
  • NDC分類:914.6

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内容説明

医師そして文筆家永井隆博士の著作は、大きくいくつかにくくることができる。
浦上での原爆前の生活、ピカドンそのものの体験、その後の原子野生活、さらにわが子に遺す言葉の4つであり、ほかに原子病の科学的考察と、キリシタンの迫害・殉教のテーマ2つを加えた6つとなる。
このくくりでいうと、『花咲く丘』はその後の原子野生活を綴った名作『ロザリオの鎖』の続編に位置づけられるが、この作品にはほかと異なる「静かな明るさ」が底流していることを読者は肌で感じとるだろう。浦上の人々は、何事が起きても「おぼしめしですたい」と言うだけ。これは「仕方がない」とはちがい、与えたもうも、奪いたもうも、すべて神の愛と感謝するのだ。
どんな焦土も、時がたてば植物が芽を出し、花咲く丘へと変わっていく。希望と勇気で逆境に立ち向かう人々の力の源を、涙と笑いの随筆に託した一服の清涼剤。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。

目次

原子病患者の手記
臨終
根もとから
祭壇の花
二十日大根
どん底に大地あり
鈴の音
風に乗って
なまず
贈り物〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅん

3
長崎原爆後、寝たきりの日々の随筆。クモとハチの対決、長年文通をしていた女性の突然の訪問(そこで始まる愛をめぐる戦い)あたりの描写にハッとするものがある。この人の強情さが俺には怖い。2020/08/29

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