- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
3バックと4バックの本当の違い、4-2-3-1が流行している理由、3-4-1-2はなぜ勝てないのか――監督目線のサッカーファンたちへ贈る、日本初の“布陣の教科書”。
目次
サッカーは布陣でするものか、否か
番狂わせは、弱者の工夫なしには生まれない
4列表記の誕生
アリゴ・サッキの「プレッシングフットボール」
ブラジルがドイツワールドカップで負けた理由
攻撃サッカーのルーツ、オランダ
ファンタジスタは布陣を嫌う
サッカーは布陣でするもの、ではない?
そのとき、ジダンは後悔したか?
4-2-3-1か、3-4-1-2か
トルシエはなにがしたかったのか?
ヒディンクコリア
日本代表、空白の8年間
布陣が選手を育てる
敗戦からなにを学ぶべきか
ジャイアントキリング
負けるべくして負けたジーコジャパン
オシムが目指したサッカー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
saga
50
【再読】1998年から2006年までを主体に、3つのW杯と欧州の試合を見続けた著者が考察する戦術と試合結果との因果関係。一昔以上の話で、4-2-3-1は欧州では下火となっているようだ。恥ずかしながら、06年まで日本代表のシステムには目を向けることなく応援していた。勝敗に一喜一憂していたのは、本書で指摘された勝利至上主義だったのかも知れない。日本代表が採用した3バックはMFが押し込まれて5バックに成り下がり、サイドをえぐって攻撃できなかったという知見に納得。2020/06/25
ばんだねいっぺい
30
布陣じゃないよと言うけれど、やっぱり布陣は、大事なんだよなと再認識。サイドを制するものはの言葉を、応援してるチームのロッカールームの壁紙に貼りたい。2017/09/04
こも 旧柏バカ一代
22
陣形は監督の仕事。そこがしっかり理解出来たらサッカーはより面白くなると思う。2020/11/14
anco
14
ジャイアントキリングはサッカーの見どころの一つだと思います。番狂わせはが偶然起きたのではなく、戦術によってもたらされたものだということを説明してありました。一方で、独りよがりな浅い考察に終始し、なかでも歴代日本代表監督への中傷、日韓W杯における韓国代表に関してのべた褒めには少し目に余るものがありました。2014/10/26
kawa
13
テレビのサッカー観戦も退屈して、10分でチャンネルを替えてしまう素人ですが、サッカーを戦術としてフォーメーションから解説する本書は、なるほどと思わせる部分が少なからずあり面白かった。しかし、著者は本書で何を言いたかったのかな?全体に起承転結がはっきりしていないし、ダラダラと日本代表監督の戦術を批判するくだりは、私にはしつこ過ぎる。そこを語りたいなら書名は不適切ではないかな。せっかくの内容なのだから、もう少し整理して、爽やかな本にしてほしかったなあ。2016/04/28