内容説明
ブーツ。クランシーのお気に入りの白いブーツだ。ナターリャは幼なじみのブーツの足先を目にして駆け寄った。その日、ふたりで訪れるはずだったアートギャラリーの駐車場で、電話中に不意に連絡を絶った友人を、彼女はやっと見つけた。何か事件に巻き込まれたのではと不安でならなかった。これも、警察署で携帯電話の電源を追跡してもらったおかげだわ。ナターリャのそばには、刑事のマイクが付き添ってくれていた。彼は事情を聞いて、勇敢な騎士のように快く協力を買って出てくれた。ハンサムなプレイボーイ風で、なれなれしいのが少し気になるけれど。そんな思いも束の間、見つけたはずの友人は車の陰に倒れ込んでいた。青白い顔で身動きもせず、息をしている気配はまったくなかった……。★1月刊行の「ボディガードは眠らない」(HTP-2)に続き、プラスキ家の五人姉妹の物語の二作目をお届けします。一作目に登場した長女サーシャとトニーがついにゴールイン!ふたりの結婚式の様子が本作でお楽しみいただけます。お見逃しなく。★
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiyuki_1717
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マリーさんらしいサスペンスです。女性が強気で、常識人だけど、引き下がることを知らないが、愛に溢れた家族の中で育ち、ヒーローは家族愛を知らずに育ったパターンです。ヒロインのオタクで、変わった親友が、助けを求める電話をかけてきて、ヒロインが警察所に駆け込むのですが、そこでヒーローがヒロインを見染め、事件の解決のため協力し合うのですが、ヒロインは子供を望めない体のため、男性とは深い関係を求めてこなかったが、ヒーローにそのことを話せずに関係を続けていることに罪悪感を持っている…事件の真相が酷すぎて腹ただしかった2018/08/17