内容説明
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世界を批判的に再考して再創造するために、写真メディアと向き合い語り尽くす。誰もが「写真家」でありうる現在、アマチュア写真家、観光する写真家、デジタル時代の写真家とは誰なのか。気鋭の論者たちの特集と強力な連載が「写真空間」を立ち上げる。
目次
『写真空間』刊行にあたって 青弓社編集部
はじめに 青弓社編集部
序章 写真家はどこへ
写真家とは誰か 多木浩二
第1章 歴史のなかの写真家
アマチュア写真論のためのガイド 前川 修
観光する写真家 佐藤守弘
第2章 越境する写真家
現代美術のなかの写真(家) 林 道郎
ニッポンの民俗写真、あるいは〈民俗学者〉としての写真家 菊地 暁
第3章 写真家の現在
デジタルイメージは写真か――写真の消滅とイメージへの責任 土屋誠一
ドキュメンタリー写真の地平、の一歩手前 楠本亜紀
第4章 消失する写真家
対談 「写真/写真家」から遠く離れて 杉田 敦×竹内万里子
連載
写真展評1 金子隆一
一九二〇―三〇年代の日本の写真雑誌1 伊勢功治
逸脱写真論1 清水 穣
視覚文化論の可能性を問う1 犬伏雅一
映画にとって写真とは何か1 堀 潤之
ジオラマ化する世界1 長谷正人