内容説明
父の遺言の内容を聞き、令嬢ジェシカは即座に遺産を放棄した。好きでもない男性との結婚が、相続の条件だったからだ。ジェシカはすべてを捨てて逃げだしたが、駅で行く手を阻まれた。汽車は、乗車予定の女教師が乗り込むまで出発しないという。追っ手を振り切るため、とっさに女教師になりすましたものの、女教師の目的地シャイアンに到着したとき、ある問題が起こった。若く美しいジェシカをめぐり、荒くれ男たちが喧嘩を始めたのだ。だが、いともたやすく彼らをおとなしくさせた男がいた。彼女を――いや、女教師を雇った鉱山主、ロス・マケインだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
矢田ふみえ
1
再読だった。自分を守るために嘘をつかなくてはいけなかった。人を守ったり、大事に思う気持ちがある。裏切られたと思うけど、それを含めその人がわかるって大事だよね。2016/08/08
マル
0
昔の父親は無茶な条件出すな~
てん・ゆう
0
ヒーローが学ぶ場面に感動。ヒロインがなかなか言い出せない気持ちわかる。
あきら
0
再読。嘘から始まった関係。そこから始まった恋。翻訳ものにしては文章も読みやすく、ほのぼのとした読後感です。2010/02/23
くろうさぎ
0
父の遺言の条件から逃れるため嘘をついてしまったヒロイン。ヒーローが高潔な人でよかった。2009/09/29