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内容説明
幾何学の問題で、たった一本の補助線を引くことが解決への道筋をひらくように、「思考の補助線」を引くことで、一見無関係なものごとの間に脈絡がつき、そこに気づかなかった風景がみえてくる。この世界の謎に向き合う新たな視座を得ることができる―。「知のデフレ」現象が進む日本で、ときに怒りを爆発させながらも、「本当のこと」を知るために探究をつづける著者の、情熱的な思索の過程が本書である。自由軽快に、そして粘り強く考えるヒントを、自らの一身を賭して示す。
目次
序 内なる情熱
世界をその中心で統べるもの
「曖昧さ」の芸術
世界は「意識」を必要としない?
言語の恐ろしさ
ニーチェとカツ丼
「個性」を支えるパラドックス
現実と仮想の際にて
「みんないい」という覚悟
登攀の一歩〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
104
脳科学者で有名な茂木さんの本。少し言い回しや語彙が難解ですが、都度調べれば理解できるレベル。まだまだ知見が足りないと感じさせてくれます。「思考の補助線」かぁ。その補助線を自分で見つけ出して引くことが難しいんだよなぁ。私にとっては。「一見関係のないように見える分野の間に補助線を引いてみたい。その補助線を引かなければ見えない新しい世界像、全体として浮かび上がってくるあるイメージを把握したい。そのような少なくとも私にとっては切実な思いが託されていた」と茂木さんは言っています。私利私欲の私とは大違い…尊敬します。2024/05/18
佐島楓
25
わかりにくいとされるものを、わかりやすく書くことも、立派な技術だと思った。2014/11/30
ゆうき
17
題名と内容の関係がよく分からなかった一冊。前提として著者の別の本を読むべきかなと思いました。心に残ったこととして、現場に不満を持ち、その気持ちを創造に繋げることが大切なのかと。2015/05/27
ハチ
11
久しぶりに読んだ。読めば読むほど、難解で渋いコーヒーのよう。筆者の陶酔にやや引き摺られながら、正解がない迷路を共に旅する。知の巨人とはもはやペガサスなんだろうか。また時を経て読みたい。 2021/10/01
ハチ
9
世界全体を引き受けるという、困難な挑戦についての考察。茂木さんの本はやはり次の読書の機会や方向のきっかけとして参考になる。2017/10/03
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