小学館文庫<br> 黄金旅風

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小学館文庫
黄金旅風

  • 著者名:飯嶋和一【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 小学館(2015/06発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094033151

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内容説明

歴史小説の巨人・飯嶋和一が描いた、一級の娯楽巨編。

江戸寛永年間、栄華を誇った海外貿易都市・長崎に二人の大馬鹿者が生まれた。「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称されたこの二人こそ、後に史上最大の朱印船貿易家と呼ばれた末次平左衛門と、その親友、内町火消組惣頭・平尾才介だった。代官であった平左衛門の父・末次平蔵の死をきっかけに、新たな内外の脅威が長崎を襲い始める。そのとき、卓越した政治感覚と強靱な正義感を持つかつての「大馬鹿者」二人が立ち上がった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

276
飯嶋作品を読むときは覚悟がいる。ページを埋め尽くす文字量と分厚さは文庫数冊に匹敵する。舞台は徳川秀忠から家光へと政権が移る頃の長崎。幕府の許可を携えた朱印船貿易は海外との取引で莫大な利権と利益の温床。権力をもち暴利を独占しようとするとんでもない悪党。立ちはだかる主人公は2人の【元悪ガキ】卓越した政治感覚と強靭な正義感が痛快。島国日本が戦国の時代を終え世界へと目を向け始めた南蛮貿易。幕府の求心力を失わないためのキリシタン弾圧(家康の他に神は認めない)から、やがて来る鎖国時代への動きを重厚な筆致で描く‼️🙇2020/09/10

てつ

41
飯嶋和一に外れなし、の言そのままの作品。単なる貿易の話ではなくキリシタン弾圧、幕政の不可思議など深いテーマに敢然と取り組む著者に敬意。登場人物は個性的ではあるが、細かな背景まで丁寧に描くことでその登場が必然となり、説得力を増す。オススメです。2021/04/28

HoneyBear

36
凄い。格調高く、面白い。

みやけん

34
ベトナムの方までこの船で行くのかと思うとすごいなぁ。ダラダラと話が続くのが辛くて申し訳ないと思いつつ200ページで断念。内容は悪くないがもう少し凝縮して欲しいな。断念したので評価は無しで。こういう場合は皆さんはどうしてるのかな?2017/08/04

カムイ

32
歴史の表舞台には出てこない人物を主人公にしています、史実をもとに物語が大海原へと、江戸時代長崎に二人の大馬鹿もの、あ、これ褒めてます、とにかく面白いし浪漫があります、長いですが、と、飯嶋さんの作品は皆長い物語ですが、登場人物には熱い志ざしを持つ人達特に主人公には★5点満点+α2018/04/07

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