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内容説明
「自分には文章力がない!」と、あきらめているあなたへ。書くことに必要なのは、感性でも想像力でもない。一文一文をつないていく力である。これは文章の論理的必然性ともいうべき能力で、簡単な読みとりの訓練によって誰もが身につけられる。まずはこの本をガイドに基本の800字に挑戦してみよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minimu
14
ある程度の長さの文章を書くことのストレスや恐怖感のようなものを、軽減してくれる本だと思います。まずは一文を書いてみること。それで言えなかった不足した情報をつぎの文章で補う。この繰り返しだということです。でもすらすらと繋げるだけでは単調なので「淀み」を作ること。リレー作文の例での「この日は暑かった」は秀逸!これが締めにも効いていて上手かった。書き出しやその後の展開だけでなく、締め方も教えてほしかった。2018/10/01
雷華
11
【図書館】思ってたものとちょっと違う、途中から読み方に変わっていって戸惑いつつ読了。それでも、読む力=書く力、文は足りないところを補うことで文章になっていくような話や、自分が書いた文章に何が足りないか見極める能力が必要で、それを鍛えるのは読む力を鍛える事。と言うことがわかりました…。もうちょっと読む力を鍛えないといけないなと思いました…orz2019/09/16
keint
8
書くことだけではなく読むことについても解説している。 文章間のつながりや不足に留意することが両者に共通しており、それを実際の問題形式で実践しているためわかりやすかった。 個人的には技法的なこと以外の記述が印象的だった。2021/10/24
ちくわん
7
「本を書きたい!」という欲求がないわけではないが、まずはきちんとした文章が書けるようになりたいと思い読んだ。著者は国語教師とあるが、極めて論理的に「書く力」を語る。「書く力」=「読む力」。理解して読むことが、すなわち、よい文章を書くこと。高校時代の現代国語は、こうしたことを身に付けるための科目だったのではと思いつつ、結構難解なので【再読】する。2018/02/18
みどるん
7
言葉があって初めて思考できるというのはよく聞く話だけど、そこから語彙の量によって見える世界が異なるとまでは考えたことがなかった。書き方のコツとして結論を先に書くのはそこから更なる展開を引き出すためというアグレッシブさは取り入れたい。2014/06/20