内容説明
インチキ催眠術師の前に現れた不気味な女性。突然大声で笑い出しては、自分は宇宙人だと叫ぶ彼女が見せる予知能力は話題となり、日本中のメディアが殺到した。その頃、2億円もの横領事件の捜査線上には、ある女性が浮かび上がっていた。臨床心理士・嵯峨敏也が、催眠療法を駆使して見抜いた真実とは?衝撃のどんでん返しの後に感動が押し寄せる、松岡ワールドの原点が、最新の科学理論を盛り込んで完全版となって登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
68
【シリーズ1作目】万能鑑定士Qの4巻を読もうと思ったら本作の主人公・嵯峨敏也が当時するとあったので急遽こちらを読む事に。インチキ催眠術師の前に現れたのは、突然大声で笑い出し、自分は宇宙人だと叫ぶ不気味な女性。予知能力もありメディアの話題に。そんな時に発覚した横領事件。天才臨床心理士が主人公だと思って読んでいたのだが『そんなに天才??』と疑問に…。最後まで読んでみて『天才なのかも…』と思い始めた。早速2作目へ。2021/02/18
yukision
59
万能鑑定士Qの事件簿に登場したことからこちらへ。パチンコやゲームにはまっている状態って、トランス状態だったのか。あまり意識したことはなかったが、この本を読むまで催眠療法=催眠術で、人を操ることのできる怪しげなものというイメージがあったことは否めない。催眠療法についての認識を正せたのは良かった。2020/11/10
遥かなる想い
44
うさん臭いものと 思われがちな 「催眠療法」を 主眼に置いた この本は、 娯楽作品としては 軽快で 通勤電車の中で 読み流すには よい、と 思う。
UK
32
Qちゃんのご縁でなんとなく。この作者は、犯罪者はいても根っから悪い人はいない、という前提なので安心して読める。多重人格者の突拍子もない行動に、インチキ催眠術師やカウンセラー、そして警察が振り回される。ラストは意外などんでん返しで、これは相当無理だけど、まあ作者のサービス精神のあらわれってことで楽しんでおきましょう。2017/09/01
どんちん
31
「完全版」有無のちがいがわからなかったが、とりあえずこちらを購入。解説で納得。少々旧シリーズの結末も気になるところだが、この完全版の結末はどう?ちょっと(相当?)アンフェアではと。地の文がどうも読みにくかったが、この結末のためかと読みにくさを妙に納得。また、「完全版」で読みやすくしたとあった学術的、説明的なところはそれでも結構厳しかったw 嵯峨敏也がQシリーズで登場したので追っかけでこの本にきたのだが、ちょっとイメージがちがった。もう少し冷静でできあがったキャラかと思ったが、けっこう熱かったんだなw2014/02/05
-
- 電子書籍
- ヴィンランド・サガ(28)
-
- 電子書籍
- 田中角栄vs竹下登(2) 「角影」政治…
-
- 電子書籍
- スター作家傑作選~夢見の花嫁~ ハーレ…
-
- 電子書籍
- Harper's BAZAAR 201…
-
- 電子書籍
- 感染者 第17話 ROCKコミックA