内容説明
患者・秋山和雄を診察したのは7月の終わりだった。CTスキャンの結果、脳底部に腫瘍影が認められた。脳外科医の俺は秋山を自分の大学病院に入院させた。それが事件の発端だった。手術の前日、執刀医が俺であることを確認した秋山は突然言った。「眼鏡を、かけられたほうがいいかと、思うのです」……何を言っているのかわからないままに、手術当日になった。頭部切開の最中、ふとしたはずみで秋山の髄液が目に飛び込んできた。俺の脳裏におかしな映像が映るようになったのはそれからだった。脳外科医の身に何が起きたのか? 衝撃の問題作。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
19
う~~~ン、コメントしようもない。あっという間に読了。時間がある方には一時の医学サスペンスとして、しかもかなり大脳生理学用語もお勉強できるかも。読み終えて、スイッチオフにすると何も残らなかった。2014/05/25
Shimaneko
6
『腐葉土』ほどの衝撃はなく、いささか肩すかしを食らった感は否めない。医療サスペンスやバイオホラーとしては、結末が弱いので期待外れかも。でも、嫌いじゃない。とゆーか、なんとなく尾を引いちゃうんだよね。もう少し追っかけてみようっと。2013/11/24
なあちゃん
2
脳についてはわからないことも多いので、こんな設定もありえるのかもしれない。 先のことが見えるのは、怖いだろうと思う。2014/04/22
kinoko
2
2.0点 よくある設定 ひろがりのない話 (;一_一)2010/02/04
takuchan
1
もうちょっと話がふくらむような、もしくは伝播するような気がしたんだけど。2013/06/05