沢田研二という生き方

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沢田研二という生き方

  • 著者名:佐藤明子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787272409

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内容説明

ミュージックシーンを突っ走るジュリーが私たちに与えてくれるものは何か?熱い情熱と義の心で歌い続ける沢田研二はどこへいくのか?沢田研二に支えられ励まされてきたファンの立場から、ロック歌手としてのありのままの姿を描写する。
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目次

まえがき

1 ワイルド・ジュリーの現在
 「SMAP×SMAP」での沢田研二
 「灰とダイヤモンド」
 ジュリーの“セクシー”
 過程こそロック
 「サムライ」にみる男の贅沢
 「TOKIO」が暗示するもの

2 ジュリーと歌謡ロック
 歌謡番組のミュージシャンたち
 『8時だョ!全員集合』と井上堯之バンド
 浪花節への憧れ
 佐野元春の超越性
 ジュリーといえば「一等賞!」
 布施明をめざしてしまったジュリー?

3 タイガースと祭りのあと
 沢田研二ショーとザ・タイガース再結成
 沢田研二と加橋かつみ
 デビュー秘話
 『世界は僕らを待っている』と『コック・サッカー・ブルース』
 タイガース・ファイナル
 タイガースをもじったタイマーズ
 夢を提供する者として

4 団塊世代の葛藤と沢田研二の沈黙
 『同棲時代』と『スローなブギにしてくれ』
 バンド志向と団塊世代
 だから好きさ、「ノンポリシー」のジュリー!
 糸井重里と「ビックリハウス」
 アイドル雑誌「明星」「平凡」
 「ス・ト・リ・ッ・パー」とスター性

5 節度あるジュリーチーム
 ジュリーに恋する久世光彦
 「天地真理と沢田研二」って、何?
 PYGの仲間
 沢田研二とバンドメンバー
 内田裕也って何者?
 沢田研二と安井かずみ
 後輩・清水健太郎

6 「あの事件」とその後
 新幹線暴力事件と謹慎
 気迫の「勝手にしやがれ」
 「ダーリング」「カサブランカ・ダンディー」はライブだ!
 石野真子や山口百恵に歌われたジュリーって?
 「アンコール」にみる山口百恵とのちがい
 葛藤の「TOKIO」と胃潰瘍
 「背中まで45分」は…ロックだ!
 「どん底」を見た男
 苦悩の「レコ大」舞台裏

7 渡辺プロダクションからの独立に秘められた使命
 「限りなく無欲に近い」貪欲さ
 ジュリーもこわかった? 人さらい
 沢田研二の空手
 映画『太陽を盗んだ男』
 「本当のスーパースター」宣言と再婚
 「少数派」に寄り添うロック

8 女性たちと再生
 ザ・ピーナッツ
 女性ファンはマゾヒスト?
 「女の辞書には不可能はない」と本音
 映画『ときめきに死す』

9 ジュリーの任侠と抵抗
 兄貴!高倉健
 「氷づめのハニー」は田中裕子?
 「女の腐ったようなやつ」でいいのか
 沢田研二の「電話の唄」
 「日本のミック・ジャガー」? それとも「デビット・ボウイ」?
 「ヨーロッパ志向」ジュリーのフランスでの屈辱?
 ジュリーの愛読書
 「男の化粧」と女装

10 超越する身体性
 一線を踏み越えない振り付け
 運動神経は海を越える?
 ビジュアルとロック
 失神バンド「オックス」と沢田研二の「青」
 沢田研二とファッション

11 「文吉」の再生と、守るべき秩序
 次男魂は負けない
 「永遠のアイドル」ジュリーは子分タイプ?
 追い詰められて蘇るジュリー
 映画『魔界転生』
 いつもそこにはロックがあった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rinrinkimkim

3
うーん。著者の佐藤氏がジュリーの沼落ちしたファン。であることと、そのため彼の何もかもが全肯定で、盲目なまでにジュリー愛で埋め尽くされた1冊でありました。前読書の玉村氏と沢田氏の対談集が底辺にあります。やはりあの1冊はファンにとってバイブルなのか・・・そして佐藤氏のように包み込むような愛情で共に人生を駆け抜けてきた多くのファンが彼を慕い、恋しているんだなあ。歌手沢田研二は唯一無二であることは十分理解しています。が一世一代なんですよねえ・・・歌舞伎俳優のように継承されないので若返りがないんですねえ。 2024/07/20

最終バック九番手

2
ただのファンがふつうに入手できるものをもとにここまで書き上げたのは正直すばらしいことだと思うがそのことと本の内容が面白いかどうかはまったく別の話である…第1刷発行:2008年1月21日…本体1600円2010/07/29

かやの

1
私が初めてファンになった芸能人が沢田研二だった。ひろみも秀樹もゴローもピンと来ず、強いて言えばにしきのあきらかな…って感じの、ちびまる子ちゃんド世代のシブい子ども時代を送っていた自分ですが、アイドルとは一線を画したジュリーだけは、追いかけずにはいられなかった。老害となった今から遡っていっても、ここかしこに散見されるそのエキセントリックさが、その後ダメンズを渡り歩くことになった幼い私の胸に刺さったとでも言いますか…。もちろん今でも彼からは目が離せないでいる。「土を喰らう十二ヵ月」も観てしまうんだろうなぁ。2022/07/26

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