匠の国 日本―職人は国の宝、国の礎 - 職人は国の宝、国の礎

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匠の国 日本―職人は国の宝、国の礎 - 職人は国の宝、国の礎

  • 著者名:北康利
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2011/05発売)
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  • ISBN:9784569696836
  • NDC分類:502.1

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内容説明

匠=職人。
その熟練の技は、神話の時代から感動と尊敬の念を人々にもたらしてきた。
日本酒、漆器、和紙、金箔、人形、花火…精魂込めた「本物」を生み出す彼らの姿は、私たちが忘れてはならない「ものづくり」の喜びを教えてくれる。
世界でも有数の伝統は、最先端の技術と共存しながら、今なお受け継がれている。
そして、そうした精神こそが日本の尊き美質であり、これからも国を支えてゆく礎となるのだ。
地道な努力を厭い「楽して儲けたい」という現代の風潮を憂う著者が、日々研鑽を重ねる職人たちに迫った。
「職人」こそは、日本が世界に誇れる最高の財産である。現代まで脈々と受け継がれる「匠」の魂と技を、渾身の力で描き出す。
匠=職人。その熟練の技は神話の時代から感動と尊敬の念を人々にもたらしてきた。精魂込めた「本物」を生み出す彼らの姿は、絶やしてはならない「ものづくり」の喜びを教えてくれる。日本酒、漆器、和紙、茅葺、金箔、和ろうそく、織物、仏像と修理、人形、日本刀、花火、陶芸――世界でも有数の伝統は、最先端の技術と共存しながら、今なお受け継がれている。それこそは日本の尊き美質であり、国を支えてゆく礎となる。地道な努力を厭い「楽して儲けたい」という現代の風潮を憂える著者が、日々研鑽を重ねる職人たちに迫った。

目次

第1章 わが国における職人の歴史(神話の時代―職人の祖;中世―進歩する職人;江戸期の職人文化―現代に至るルーツ;職人言葉に見る素顔の職人たち)
第2章 伝統技術の継承(世界の職人たち;わが国における伝統技術の継承;職人を支え、顕彰してきた制度)
第3章 現代の「匠」たち(日本酒;漆器;和紙;茅葺;金箔;和ろうそく;織物;仏像と修理;人形;日本刀;花火;陶芸;職人の復権)
第4章 「ものづくり国家」復権を目指して―北畑隆生経済産業省事務次官に聞く(そして「日本人」が残った;「勘」と「進歩」が質を保証する;中小企業が支える日本のものづくり;産学連携で人を育てる;ハイテクで蘇る日本の伝統美;職人技こそ国際競争力の源泉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

84
日本独自の職人などの技術が事例をもとに語られています。前半では、わが国の職人の歴史、世界の職人や伝統技術について語られ、後半では実例をあげてくれています。日本酒、和紙、金箔、和ろうそく、花火、陶芸など12の実例で説明してくれます。よくテレビなどでも取り上げてくれますが、このようにまとめてくれているのが参考になります。2015/09/29

壱萬弐仟縁

10
コツコツ努力を冒頭で語られる。地味な作業工程全てをクリアしない限り、作品や製品にならぬ。「職人は大きく『居職(評者註:じょく)』と『出職』(でしょく)とに分かれる。前者は屋外に作業場を持つ職人のことであり、後者は大工などのように外へ赴いて仕事をする職人のことである」(39ページ)。江戸時代はそうした呼称がある。教科書はないかと思いきや、大工の平(へいの)内政信が1608年に『匠明五巻』(しょうみょう)を著している(78ページ)。少なくとも大工さんには当時は影響があったようだ。後半に多数の写真付職人が登場。2012/08/15

YúKa(ユーカ)@ハガレン読み終えました

4
職人にまつわる歴史はたいへん興味深い。しかし、「近頃の若者は忍耐力がないから職人には向いていない~」の下りはいわゆる「老人の戯言」にしか見えず、この本に最悪の汚点を残したと感じた。2016/10/02

おらひらお

4
2008年初版。基本的に取材と引用から構成された本で、著者独自の見解が少ないような・・・。後半の職人へのアプローチは面白いがもう少し深い考察が必要かな。著者の経歴は職人の世界と正反対なのが興味深いし、説得力のなさかも知れないですね。2015/01/30

phmchb

1
図書館本。φ(..)『中世に生きる女たち』脇田晴子(p23)/『職人ことばの「技と粋」』小関智弘、東京書籍(2006)(p57)/『フェラーリと鉄瓶』奥山清行、PHP研究所(p68)/福田金属箔粉株式会社(p143)/『男爵 九鬼隆一』司亮一、、岡倉天心(p169)/惣司富士夫(p170)/京都、宝鏡寺、人形供養(p176)/株式会社宗家花火鍵屋(p195)/「日本人は、応用に長けているが発明心が欠けている」カール・ピーター・ツンベルグ(p204)/『「技術大国・日本」の未来を読む』西澤潤一(p204)~2022/11/10

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