- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
自分らしく生きようとすると、必ずぶつかるのが「お金」の問題。さて、いかにしてクリアすべきか。極貧生活を強いられてまでも「パンより文学」を貫いた作家たちに、その術を学ぶ。
目次
序章 「自分らしさ」は悪なのか
第1章 経済格差と「文化」の値打ち
第2章 「文化」は差別的である
第3章 芸術家の貧乏はロマンチックか
第4章 貧乏にも程がある
第5章 作家的貧乏・借金生活の覚悟について
第6章 作家では「食えない」のが本道
第7章 夏目漱石の経済戦略
第8章 交渉する作家たち
終章 マイナスがプラスになる世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へんかんへん
4
それ以外の生き方を知らない2016/09/23
pom
4
田山花袋「蒲団」国語のテスト対策で題名とかだけ覚えたものであったが、ストーカー小説らしい。夏目漱石の話がよく出てきたが、昔の人は全く返してくれるあてのない人にも平気でカネを貸していたし、平気で踏み倒していたそう。2016/06/22
Hidetaka Ohtsubo
4
経済と芸術の関係を語るにあって、作家の生活に着目すると言うのが面白い。文体に力があり、自虐にはユーモアがある。引用も不足を感じさせない。むしろよくぞここまで、と感心しきり。著者の小説に対する、まるで親戚の子どもを目を細めて愛玩するような、眼差しを感じる、いい本だ。2015/02/04
Mimi Ichinohe
3
あ~面白かった♪著者の深い造詣と文章力があるゆえ平易に語られる文学者談義。私、二葉亭四迷の『浮雲』読んだことあったかな?本棚みてこよう。まだだったら読まねば。『とか言つてもらいたかツた』なんて今っぽい表現が明治文学の中にあったなんて。作家だって、作品を書くということのほかに「生きる」という根本的なことをしているためにお金が必要。となれば、そのお金について考えるのは作家を知る重要な手がかり。文学が作品だけで成立するのではなく作家の命と寄り添っていることを思い出さされたなぁ。2018/08/18
Hiroki Nishizumi
3
面白かった。文化は差別の温床との視点はなかなか良いと思つた。価値観の転換など考えさせられることが多かった。2014/08/03
-
- 電子書籍
- ウチの皇太子が危険です【タテヨミ】第8…
-
- 電子書籍
- 殺し愛【分冊版】 98 MFコミックス…
-
- 電子書籍
- 花嫁になれる日【分冊】 2巻 ハーレク…
-
- 電子書籍
- 華麗なる双子王子は逃がさない 濃蜜ラブ…
-
- 電子書籍
- 家庭料理がかんたん!保存容器だけでレン…