内容説明
発生は時間の問題といわれる新型インフルエンザH5N1。
ヒトは免疫をもたないため、ふれれば必ず感染する。
その毒性は、わたしたちの知る「インフルエンザ」とは比べものにならない。
全身感染で、数日のうちに死に至らしめられる可能性が高い。
国内に侵入すれば、あっという間に拡大する。
来るその日に備えて、その科学的メカニズムを知ろう。
目次
序章 迫られる対策(新型インフルエンザとは? 危機管理・安全保障の問題 ほか)
第1章 H5N1型ウイルスの病原性の特性(H5N1型鳥インフルエンザの拡大 A型インフルエンザは人獣共通感染症 ほか)
第2章 病原性を規定する分子機構(HAの構造で強毒性が決まる ヒトに対する病原性 ほか)
第3章 ヒトへの感染のメカニズム(ヒトにもある鳥型ウイルスレセプター 鳥型とヒト型の違いを規定する体温 ほか)
第4章 新型インフルエンザH5N1とたたかう(インフルエンザは根絶できない H5N1型新型インフルエンザの強い病原性の保持 ほか)



