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内容説明
“耳の不自由な人に、生活に必要な音を教える犬”を育てる 感動ノンフィクション
日本では数が少なく、あまり知られていない聴導犬。一頭でも多く聴導犬が誕生してほしい、一人でも多くの人に聴導犬のことを知ってほしい……そう願って聴導犬を育てる活動をしている人々と、聴導犬をめざす犬の物語。
目次
はじめに
1 もう犬をすてないで
2 ハナ、テストを受ける
3 盲導犬訓練士になる夢
4 聴導犬になる子犬を育てよう
5 ソーシャライザーの仕事とは
6 子犬育てが始まった
7 ハナが家にやってくる
8 天国に行ったサワちゃん
9 いよいよ聴導犬の訓練だ
10 オレンジ色のコートの使命
11 ハナ、病院へ行く
12 さまざまな道を歩む犬たち
13 輝きだした瞳
14 ピーアール犬はピンクのコート
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瑪瑙(サードニックス)
40
動物保護団体の前に捨てられいた子犬。その内の1匹のハナが聴導犬に向いているのではないかという事で、その訓練が始まる。聴導犬の事はテレビなどで知っていましたが、どのように育てられるのか?どのように訓練されるのか?どのような方達が育ててくださっているのか?全然知りませんでした。この本を読んで良かったです。盲導犬や聴導犬、介助犬を動物虐待と言う人がおられるとの事。それは違うと思う。犬だって、中にはそういう仕事をする事によって瞳を輝かせて、喜ぶ子だっていると思う。人間でいう所の生きがい。犬にだってあると思う。2015/11/03
書の旅人
14
古本めぐりの旅で手に入れた。以前から盲導犬やセラピー犬に興味があり、その関連本を読んでいたので、もちろんこのお話にも、興味津々。表向きだけのことだけではなく、裏の話ももっと知りたい。いずれはそれらを全て、子どもたちに伝えることも取り入れたいと思っている。犬も引き取り、「今はこんなに幸せな顔をしているだろ」と、直に見せてあげよう。2016/08/17
seraphim
7
読友さんからいただいた本。小学校高学年からの児童書。聴覚に障がいをもつ人をお手伝いする聴導犬。その聴導犬の候補生の仔犬を育てるボランティア、ソーシャライザーの大澤さんと、聴導犬候補生の犬たちとのお話。盲導犬候補生の仔犬を育てる、パピーウォーカーは知っていたが、聴導犬の場合は、ソーシャライザーということは知らなかった。お仕事をしている犬たちは、みなとても凛々しい。聴導犬や盲導犬がもっと社会に浸透すると良いなぁと思った。2012/10/22
ぁりか
4
聴導犬の素晴らしさ、人との関わりを改めて感じました。私も将来絶対パピーウォーカーをしたい。2009/08/03
おはなし会 芽ぶっく
3
盲導犬の話は目にしますが、聴導犬の話はあまり出会えませんでした。教科書のおすすめに載っていたおかげです。2018/12/17