内容説明
多くの恋愛や結婚に関する本は、愛を称揚する一方で、あまりセックスには触れていない。しかもセックスを中心に据えた本は、技術マニュアルばかりだ。愛とセックスについては一家言ある私。この未婚男女が大量に発生している現状を、私なりに解き明かしてみよう。――物言う娼婦による脱恋愛論。
目次
第1章 「恋愛」ってなに?(男は恋愛したくない!? 恋愛結婚は非常識だった ほか)
第2章 「愛」ってなに?(「愛される」より「愛する」 すべての男はマザコンである ほか)
第3章 「セックス」ってなに?(セックスの目的は生殖ではない セックスしたら彼のもの? ほか)
第4章 「欲望」ってなに?(男女の欲望のすれ違い 女は男を抱きたいか ほか)
第5章 「幸せ」ってなに?(男が射精を放棄したら… 中年童貞と処女の問題 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かず
49
★★★★Audible。著者は30代現役ソープ嬢。一般常識的なものは横に置いておいたとして、著者自身がもつ哲学に美しさのようなものを感じた。どんな分野でも、自分の哲学を語れる人間になりたいと思った。再読予定。2018/05/28
林 一歩
25
「セックスは趣味」とは蓋し名言だと思う。笑いながらそう言える男になりたい。2013/06/22
ただの晴れ女
10
風俗嬢が書いた一冊。ロマンチックラブイデオロギーの否定みたいな感じ。結婚、好き、付き合う、セックスと出産…全部別のものだし、重なったらラッキー、くらいでいいんじゃないか。正直恋愛はしたいけど、結婚したいとは思わなくて、たぶん家事が嫌い(ゴミ屋敷にしなきゃいいやレベル)で、出産願望もないからだ。子どもをみて可愛いと思う気持ちはあるけど、自分の血を引いた子なんて空恐ろしい。「素直さ」もいいけど、物事を疑ってかかる能力ももう少し評価されて良いと思うのです。評価されなくたって、どっか懐疑的にみてるけどさ。2016/08/07
あこ
8
audibieにて。 ★★☆☆☆2018/06/14
makimakimasa
7
凄いタイトルの本だが、哲学という割に文体が軽薄で、考察も浅く、自分は苦手だった。独身女性(一般)の例を幾つか挙げての比較分析もなく、ただただ自己(風俗嬢)の考えを開陳し続けているだけ。その論の運びも思い付き的でまとまってない印象。文献引用は黒川伊保子、酒井順子、中村うさぎ、倉田真由美、森永卓郎、岸田秀、内田樹、小林よしのり、菜摘ひかる、上野千鶴子、エーリッヒ・フロム『愛するということ』など豊富。幸せとは自己肯定感で、自分を幸せにするのは自分自身だという結論には同意。2025/08/23




