機能不全家族 - 心が折れそうな人たちへ…

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機能不全家族 - 心が折れそうな人たちへ…

  • 著者名:星野仁彦
  • 価格 ¥1,257(本体¥1,143)
  • アートヴィレッジ(2007/11発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784901053624
  • NDC分類:493.7

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内容説明

著者はすでに自閉症、学習障害など様々な心の病について著作も多い。本書では、まず偉人と称される人たちを例に取り上げ、彼らも心の病を抱えていたと紹介。その次に、学校へ通いだしてから老人になるまで、どのような転機に心の病になりやすくなるかを解説。特に近年増加している存在感の薄い父親と子供に干渉しすぎる母親が作り出す「機能不全家族」がいかに多くの心の病を生み出すかを指摘する。

目次

第1章 ダ・ヴィンチの生涯、酒鬼薔薇聖斗の精神(天才のなかの悲劇と数奇な犯罪の根;衝動性、攻撃性―多様な才能の偉人たちと犯罪者たち)
第2章 人生の転機をどう過ごすか(学校へ通う;性に目覚めるころ;思春期と職に就くころ ほか)
第3章 生活の基本に潜む「生きるコツ」(食べる、食べられない;眠る、眠られない;働く、働けない ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

6
「心が折れそうな人たちへ」と副題にあるけれど、心が折れそうな状況の人がこれを読むと絶望してしまうかもしれないので注意;症例が次々書かれていて、人生のどの時代においても心の病に罹る可能性はあるし、根源にあるのは家族の問題であるから。家族の問題であるかぎり、自分が心の病を治したいと思って家族に援助協力を求めても、その家族もまた病を抱えており、余裕がないことも多い。より重篤な病を抱えている危険性も。ADHDとASは機能不全家族というより先天性障害なので、2次的障害の防止のために役立てたい。2010/08/25

どんちゃんママ

5
いろんな心の病があるんですね。こんな世の中ですものね。今回、機能不全家族 という言葉があることを初めて知りました。「愛は全てを覆う。」という聖句は真実なんだろうな。私も完全な親では決してないけれど、子どもたちのことを見守り続けたいと思いました。2015/07/20

碧子

4
過去の偉人の方たちは発達障害が多いのでは?ということは聞いたことがあったが、現在ニュースとなるような方たちの具体名が出ているとなんとも、、な気分になる。自分の子供たちの成長に焦点を当てながら読んでいたはずが、幼少期から老年期に渡るその時々の問題を追ううちに自らのことを振り返り泣けてくる。繰り返し出てくる父親の不在と影響、母親の過干渉とか。家庭環境や親の未発達な部分が次世代への影響を与えている悪循環を招いているということ、なのかな。「心が折れそうな人たちへ」というタイトルですが、ポッキリと折られた気分。2015/01/08

逢日

3
仕事用。モーツアルトやダヴィンチ等歴史上の人物を、現代の疾患に当てはめるのは蛇足。ページ稼ぎに思える。犯罪例や犯罪者例も薄いので、もう少し一例一例深いものが読みたいところ。そのせいで全体的にぼんやり薄味加減の印象。2020/08/03

活字アレルギー

3
「心を折られた」との感想が多いが、その理由は、子供のACや心の病の原因が「機能不全家族」、「父性欠如」「母性過剰」にあるということを繰り返し述べるにとどまり、主にこの本を自ら手に取るであろう年代の人たちが実践できそうな対処の部分が書かれていないからだと思う。私も、機能不全家族に育ち歪んだ認知で苦しんでこの本を手に取ったが、載っていたのは若年で精神科を受診して家族関係の調整などにより問題行動が解決した、という若い人の実例で、では大人になって今さら家族の調整などできそうにもない私はどうしたら?と心を折られた。2019/07/11

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