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内容説明
ハイエクの謦咳に接した著者が、その主著『隷従への道』全一五章を丹念に読み解く。一九四四年に発刊されたこの書物は、すでにベルリンの壁崩壊という歴史的大転換の要石となる思想を提供していた。にもかかわらず、日本ではその意義がまだ十分に理解されずにいる。いまこそハイエクを読み直すべきである。「自由主義こそが経済繁栄を生む」「自由は民主を凌駕する」「統制と保護は発展を阻害する」「権力者は未来を見通せない」「福祉国家という罠」――経済が統制されることは、自由そのものが奪われることに等しかった。
目次
『隷従への道』の読み方<br/>自由主義こそが経済繁栄を生む―「第一章・見捨てられた道The Abandoned Road」<br/>「自由」は「民主」を凌駕する―「第二章・偉大なるユートピアThe Great Utopia」<br/>「競争」と「規制」の中庸は難しい―「第三章・個人主義と集産主義Individualism and Collectivism」<br/>「統制」と「保護」は発展を阻害する―「第四章・計画の「不可避性」The “Inevitability” of Planning」<br/>「権力者」は未来を見通せない―「第五章・計画と民主主義Planning and Democracy」<br/>「法」の確立が強い経済を生む―「第六章・計画と「法の支配」Planning and the Rule of Law」<br/>「お金」の自由こそが幸福の源―「第七章・経済統制と全体主義Economic Control and Totalitarianism」<br/>「私有財産」の肯定が活力をつくる―「第八章・誰が、誰を?Who,Whom?」<br/>保障が特権になる危険―「第九章・保障と自由Security and Freedom」〔ほか〕
感想・レビュー
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シュラフ
takam
Tomohiro_Y
かず
ぽん教授(非実在系)