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内容説明
世界との差は判断力であり、その基盤は論理力や言語力だ!公認指導者ライセンスや、JFAアカデミー福島のエリートプログラムで始まった「ピッチの外」の画期的トレーニング。
目次
1章 「言語技術」に挑戦するJFAアカデミー福島
2章 実践!ことばを鍛えるトレーニング
3章 論理でパスするドイツ・サッカー―なぜいま「言語技術」か(1)
4章 世界との差は、判断力―なぜいま「言語技術」か(2)
5章 監督のことばが、選手を伸ばす
6章 論理プラス非論理―日本流サッカーの夢へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柔
13
毎日をなんとなく過ごしていた自分にハッとする。やばい、ビミョー、キモい。自分の考えを説明する「言語技術」を幼い頃から取り組む欧州。それは強くなる。以心伝心の良さももちろんあるが、寄りかかってはいけないと感じた。なぜパスを出したのか?なぜそこに走ったのか?理由があれば失敗は失敗でなくなる。「ならぬことはならぬものです」この考えには同感。ダメなものはダメだ!説明も大切だが、人間としての基本。この根幹がなくなっている現代は危険である。JFAアカデミーの教育を受けた方達の社会人としての姿が気になる。2024/01/23
KJ
12
驚いたなぁ、2007年に田嶋さんがこんな本書いてたなんて。小学3年からずーっとサッカーひと筋で、将来サッカーをさせたい息子を持つ身として言わせてもらえば…全く同感!ブラジルW杯の不甲斐ない結果しかり、先日のW杯予選のシンガポール戦しかり、日本代表の平和ボケした試合を見るたびに日本代表に足りないものは何なのか?と議論が交わさてきた。その答えがここにある。もうね、格下のシンガポールと引き分けて「いやぁこれがW杯予選の厳しさ」とか言ってちゃダメなんだよ。サッカーをしてるお子さんを持つ親御さん必読の1冊。2015/06/25
takeapple
7
日本のサッカーが強くなったのはそういうわけだったのか、納得。2012/07/30
Kumisuke92
7
何故そのプレーをしようと思ったのか。日本の子供達はそう聞かれても答えられない。ドイツの少年達はハッキリと答えられるのに。サッカーが団体でのコミュニケーションスポーツである以上言語化能力が大事であるとして、サッカーエリートのための言語技術トレーニングを開始した著者。スポーツは賢くなければ出来ない、考えなければ出来ない、そのために言語化できなければいけない。以心伝心で何となく伝わると思って甘えてきた日本人の限界と、それを乗り越えるための言語技術という視点は、日本のグローバルビジネスにも当てはまるのだと思う。2016/10/02
おおカワ
7
自分がとった行動を言語化して相手に理解してもらえないといけない。それが適切な行動をとれることにつながる。日本のサッカーと海外のサッカーはこんなとこで差が出てるんだ。日本人は賢いから絶対すぐにできるようになる。2013/09/02