燕雀庵夜咄

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燕雀庵夜咄

  • 著者名:波津彬子【著】
  • 価格 ¥799(本体¥727)
  • 朝日新聞出版(2014/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022130907

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内容説明

珠玉の大正風幻想浪漫集!病弱な娘の枕頭に現れる母の幽霊は何を告げる?咲くはずのない芙蓉花のもとに佇む支那服の少女、朽ち果てた西洋館に集う人々は、皆、どこやら謎めいて闇より香る美酒の吐息が、甘く切なく胸を焦がす・・・。耽美と幻想の世界!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

15
恩師・百瀬の隠居所である燕雀庵を訪れた芳村は、病弱な娘・薫子の身を案じて母親の幽霊が現れると聞く。「面影の花闇」他、「秋宵・夢語り」「芙蓉花抄」「夜咄」シリーズ4作品と、「牡丹灯籠」「花夜恋歌」「海の記憶」「ほととぎす」「幽霊夜話」収録。骨董と、現世とこの世ならぬ者との邂逅というテーマは、『うるわしの英国シリーズ』他現在の作品にも至る。2015/06/07

でんか

6
蔵書整理で再読 燕雀庵を中心にして起こるサスペンス仕立ての短編集。芳村さんが謎解きしていくのだが、雰囲気がよい。幽霊屋敷、という義理の姪にプラトニックな思いをいだく男性の話があるのだが、病を得る感じなどなんとなく雰囲気があって好き。2017/10/19

KOU

0
電子で再読。1983~1989年の作品集。芳村さんといった黒髪の男性主人公の顔が、いかにもこの時代の波津さんの絵だなと感慨深い。書き下ろしの「夜噺」の語り手は「海の記憶」の記者の久城さんということでいいのかな?2020/02/24

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