内容説明
20年前、母が市民ホールに遺したオーケストラの不思議な予約それがすべての始まりだった――。音楽教師の身神音々は、即席のオーケストラを結成し、一夜限りの演奏会を催すことを命じられる。それは、20年以上も前に母が市民ホールに残していた謎の「予約」を実現するものだった。時を超え、母から娘へと託されたハーモニーの意味とは? 大人のための癒しと解放の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sena
7
今年最初に読んだ本。昭和時代に予約された市民会館での市民オーケストラ。誰が何のために。ファンタジーと言っていい本でしょう。あれもこれも詰め込みすぎかとは思うけれど、ほんわかした読後感。新しい年に読むには良い本でした。登録した人20人。今年も少数派となりそうな予感w2012/01/02
秋芳
2
事故死した母親が、25年前に娘の名で予約したコンサート・ホール。 予約された日が近づき、娘はコンサートを開くために奔走する・・・という話。 母親は何故、25年後のコンサートを予約したのか、何が起ころうとしているのか?がキモなのだが、その辺りがどうにもご都合主義的。 作者が定めた都合の良い不思議な話を追いかけるだけで、どうにも盛り上がりに欠ける。 ちょっと残念。 ちなみに、タイトルの読みは『ミューズのためのロンド』2008/03/24
読生
2
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/41200386102021/12/01
葉月94
1
「平成19年8月31日、市民オーケストラによるクラシック・コンサート」このコンサートのために、ホールが予約されたのは、昭和の時代だった。まだ次の年号が、平成になるか、正化になるかも決まっていなかったはずの年に。幼いころ捨てられた少年が死期を悟り家族を探す、殺人事件、オーケストラの人員確保などが同時進行していく。気の毒な境遇の人も多く出てきますが、読後感は悪くなかったです。2011/03/25
えぃでぃ
0
☆☆☆2016/05/02
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- 百花園 第一四三号 百花園




