内容説明
ただもう一度、空に上がりたい――空に焦がれ、空を見上げながら地を這う「僕」。「僕」はまた飛べるのか。そして、「僕」は何者なのか。森博嗣が紡ぐ永遠の子供たちの物語、完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーみん
6
ええ!?どこでそうなったんだー?? 寝ぼけ半分で読んでたから、理解が追いつかなかったよ〜! 「ブーメラン、飛んでいるか?」2016/06/30
ペトロトキシン
6
スカイクロラのシリーズもこれで完結。今回は、それまでの航空戦闘シーンから急展開にミステリー色が強くなった。「僕」がいったい誰なのかに焦点が当たっていた物語だったように思う。本来なら、これを読み終わって、『スカイクロラ』へと立ち返って読むべきなのだろうが、読みたい本が沢山控えているので、再読する気にはなれない。しかし、戦闘シーンでの疾走するような文章は、これまでに読んだ事なく、それは十分に堪能出来たので、このシリーズに関しては良しとする。2011/11/25
ソラ
5
内容(「BOOK」データベースより) ただ、もう一度だけ、空へ上がりたい。それだけを願いながら、「僕」は地を這う。翼を失った「永遠の子供」の行く先は…?2010/07/01
ソラ
4
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) ただ、もう一度だけ、空へ上がりたい。それだけを願いながら、「僕」は地を這う。翼を失った「永遠の子供」の行く先は…?2008/03/01
sibafu
3
5冊目。語り手の「僕」が飛行機か薬のせいかで記憶障害になった時点から始まるが、約5カ月ぶりくらいに続きを読んだ僕もまたそれ以前の記憶が断片的で長らく状況が読めずにいた。終盤までずっと地上での出来事で珍しく思えた。そのせいか物足りなく感じたが、終盤でやっと空戦の場面があり、今まで意識したことがなかったが飛行シーンはけっこう刺激的だったのだなと考える。やたら語り手や周囲の人物の名前をボカすのはわざとらしすぎて、すこしうんざりした。シリーズ中あまりパッとしない一冊かもしれない。表紙のデザインもよくない。2014/12/05