角川文庫<br> あの夏、風の街に消えた

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角川文庫
あの夏、風の街に消えた

  • 著者名:香納諒一【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 特価 ¥451(本体¥410)
  • KADOKAWA(2014/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041911082

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内容説明

行方をくらました父に呼び出された大学生の僕。その夏を過ごすことになった新宿で遭遇した事件とは。祖父の変死、中国の天安門事件、地上げとマフィア、そして自分の出生の秘密が交錯し、青春の痛みを描き出す長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

3
2007/11/4ジュンク堂住吉シーア店にて購入。 2009/10/12~10/16 京都で下宿する師井厳のもとに、なぞの男風太が現れ、父親が不始末をしでかしたので、すぐに自分と一緒に東京へ来い、と言われる。とまどいながらも風太とともに東京へ向かった厳は新宿にある角筈ホテルに投宿することに。ホテルの近所の蔦屋敷で死体を発見してしまった厳は、やくざ、中国マフィアなどとの騒動に巻き込まれる。 一夏の青年の成長を描く物語であるが、見事なハードボイルドミステリ。家族に縁の薄かった厳が家族というものを考え直し、友2009/10/16

しーふぉ

2
どう考えても夏の物語を真冬に読了。季節大事だと実感。再読は真夏に汗をかきながらにします。とんでもない親父だと最初思ってたけど、カッコいい。「男ってのは、大人にならなきゃいけない時には、もう大人なんだ」という言葉に個人的には痺れた。2013/01/06

kuribosu

1
ミステリーでもハードボイルドでもない、青年期の一夏の冒険談。いろいろな怪しげな登場人物の物語をとうして、輝かしかった昭和から希望を見失った平成へ変わる時代の雰囲気が伝わった。父と息子の、面と向かっては気恥ずかしくて表せない、情愛が心地良かった。2018/05/11

ぱぴ

1
ハードボイルドミステリなんだけどミステリというかは青春物語。面白かった。出会いと別れが目まぐるしく切なくほろ苦い。 中国マフィアやらヤクザが出てきながらあまりバイオレンスな展開もなく独特の雰囲気で、謎解きより青春の追憶というのが良かった。 唯一最後の最後の後日談が駆け足気味なのがほんの少し不満。2013/02/08

夜梨@灯れ松明の火

0
再読2016/04/21

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