ちくま文庫<br> 笑う茶碗

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ちくま文庫
笑う茶碗

  • 著者名:南伸坊【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 筑摩書房(2014/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480423702

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内容説明

耳を澄ませばウグイスが鳴いているし、草笛をねっしんに吹く人もいる。カラスがマヨネーズのふたを開けられないし、鈴虫がケンカの仲裁をする。たまには梅の花や蓮の花の香りを聞いて、蛍や流れ星を見た夜もある。そんな二人のなんでもない日常がしみじみ笑えて面白い。笑う探検隊・シンボー夫妻の、茶碗も笑うエッセイ集。

目次

青梅の由来
なまけものの節句働き
草笛光夫さんのこと
自家製グリンピース
アフリカの大統領
月食と蓮の香
シキシマゼキ
救急車は大ゲサか?
ほんとのところ
わらしべ長者〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomi

22
日比谷公園でカエルにアイサツしたり、二人でオカメヒョットコに扮して年賀状を作ったり、和生菓子にオヤだのコだの付けて一緒に発音訓練したり(オヤワナマガシ…確かに難しい)。シンちゃんこと伸坊さんとツマの楽しそうな日常が書かれていて、ほのぼのします。表紙のイラスト、てっきり伸坊さんかと思いきやツマ南文子さん。画風も似てる(笑)。2013/12/13

サティ

13
ほのぼのじいさん、ばあさんの茶飲み話って感じだけど、まだまだ若い。奥さんだってその当時は47才。夫婦仲良きことは良いことだね。奥さんの言うのに、何でもウンウンって聞くからいいよね。何でもないようなエッセイで、何が言いたいのかなって思うけど。奥さんへの感謝のエッセイだと思う。2024/08/11

KAZOO

6
この本を読んでいるとほんとうに現実のことかと思ってしまいます。マスコミや新聞を見ていると事件ばかりが先行している感じがしますが、この本を読んでみると別世界でほのぼのとした感じがします。それでもそんなに世間から離れているかというとそうでもなく現実世界のことが書かれているのです。いらいらしてくるとこの本を読むのもいいかもしれませんね。2013/12/01

縄文会議

4
主に奥さんとの日々を綴ったエッセイ。イラストレーターだと思っていたけど文章もこんなに面白い人だったとは。他愛ない日常を楽しく過ごしていて、こういう夫婦いいなあと思う。2023/12/13

Hiroki

3
朝霞図書館 好い夫婦だなぁ、佳い夫婦だなぁ、阿吽の夫婦だなぁ。 衒いなく、恥じなく、遠慮なく、我なく、、、誰もがコピーできそうでいて絶対に無理。 滅多にいません、絶滅危惧種です。でも、ちょっと前なら何処の町内にも2組や3組はいたよなぁ、こんな陽気な夫婦が。そう、志ん生あたりの語る古典落語ではコンナ夫婦しかいなかったもの。トレンド無縁・IT無縁・ネット無縁・デジタル無縁・ハイテク無縁・財テクも無縁だよなぁ。横文字のズラリと並ぶ小洒落たアフタヌーンティーよりも、羊羹・最中に渋ぅ~い番茶が好きそう。寛容オットと2025/07/01

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