幻冬舎文庫<br> 社外取締役

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幻冬舎文庫
社外取締役

  • 著者名:牛島信【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344410169

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内容説明

大学で日本史を教える高屋が安請け合いした大手企業の社外取締役就任の依頼。だが、彼を待っていたのは醜い権力闘争と、かりそめの社長の椅子だった。それでも経営の舵取りで自身の存在感を示そうとする高屋を、さらなる男の嫉妬が襲う。彼はこの窮地を切り抜けられるのか? 真のコーポレートガバナンスのあり方を問う、企業法律小説の傑作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

60
幕末というのは会社経営において小規模で勃発しているのですね。現代ビジネス小説に幕末で補足説明をしていく様は興味深いと思いました。会社には勝海舟のような人材が必要ですね。2019/11/10

ehirano1

60
権力を握っていてもいなくても、本書は定期的に読み返し己を顧みる必要があると感じました。忙しくなり過ぎたり、懸案事項が拗れて長引くと、江口、高屋、真崎が他人ではなくって来ると思います。森博嗣(S&Mシリーズ)の「ヒトはそうすることが楽だから」という言及が思い出されます。2019/01/13

ehirano1

40
“権力”というモノは恐ろしいですね。多くの人が憧れますが、憧れる人、権力をよくわかっていない人がその権力の座に就くと間違いなく権力というモノに飲まれてしまうという典型の話でした。江口、高屋、真崎は何も特別ではなく同類のように見えました。2018/03/17

ehirano1

39
かなり楽しめました。本書を読んで、マネージメント(PF.ドラッカー)やビジョナリーカンパニー(J.コリンズ)といった本が主張している事、もしくはこれらの本がそもそも存在している理由がわかるような気がしました。2018/02/10

まつうら

36
歴史学者の高屋が、ひょんなことから一部上場企業の代表取締役になる。ところが社長の権力は魔物で、商売に無知だった学者ですら傲慢に変えてしまう。そうすると今日の味方は明日の敵で、高屋はまんまとスキャンダルに嵌められてしまい、あっけなく社長を退任。ここまではよくあるストーリーながら、代理店ビジネスのライセンスを梃子に会社に復讐を仕掛けていく買収劇がおもしろい。著者は社外取締役をテーマに、コーポレートガバナンスを描きたかったものと思われるが、権力者に這い寄る魔物と代理店ビジネスをめぐる駆け引きが秀逸な作品。2022/06/04

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