内容説明
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DV問題を白日にさらした名著がついに電子化。時代の変化にともなう法律の改正などにより大幅な加筆修正を加えました。DVの実例から暴力や暴言を繰り返す「する側」の心理と、逃げたいと思いながらも相手のもとを離れない「される側」の心理を分析し、具体的にどうすればいいのかを探ります。さらにDVの環境下で育った子どもに与える影響とその危険性についても警告。もはやこの問題を避けて現代社会は語れないのです。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
ドメスティック・バイオレンスとは何か
暴力の恐ろしい魔力
DVをはかるチェックリスト
エンパワメントと人権
なぜ彼女は彼のもとにとどまるのか
虐待サイクルを回し続ける力
なぜ彼らは愛する人を殴るのか
暴力をふるう男性たちを支え続ける社会
子どもたちに及ぼす影響
DV環境に育つ子どもの心のケア〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
44
虐待は予防教育で減らすこともできる。征服感に酔い、支配感が自我を支えている生きているあかし。被害者の逃げられない心理状態をストックホルム症候群、学習性無力感、暴力サイクルなどで説明されていて非常に理詰めでわかりやすい。DVは嗜癖の一種であり、当事者の決意や意志の固さでは解決できない問題である。また暴力を経験するとPTSDなどの後遺症が残る。パワーとコントロールの輪から逃れるために共依存関係から救う第三者の助けが必要。援助する側は根気よくエンパワメントを繰り返し、一刻も早く暴力の輪から脱することが必要。2015/06/24